トップアート 高精度なパーツ群と上品なメッキ使いが冴えるハイセンス平車 翔太丸

関西一円で製材を運ぶ翔太丸は、レトロなセンスを織り交ぜながら、精悍で個性的、そして、安定感抜群のスタイルを実現する注目車だ。

「あずき色+パール」の塗装が印象的なキャブ回りには、工作精度に優れた大型パーツが目白押し。名工・沖田板金製のキャデラックバンパーは、上質なメッキ素材もさることながら、前面中央付近を舟型風に造形したフォルムや、側面に配したナマズマーカー×4発も見どころ。

前面に収めたアンドンは沖田氏の友人が手腕をふるった逸品で、「私、世の中、なめてます」などのユニークな文句が冴える。

また、キャブトップには菱抜きのミラーステーと、前面にマーカーを並べた平型バイザーを装着。美しいメッキ素材と優れた完成度で、見る者の視線をクギ付けにする。

なお、ルーフ上に備えたビッグホーン×4発のほか、白銀社がこしらえた安全窓や寝台窓、すずき工芸が手腕をふるったメインアンドン&ドアの丸アンドンも特筆すべきビューポイント。

「ボディ回りがあまり気に入っていないので、いずれサイドとリアをフルリメイクしたいです」と静かに闘志を燃やしている。

各所の写真7枚

カミオン2014年9月号をもとに再構成