トップアート 石目やウロコを多投して昭和スタイルを確立した注目車 イカシターマン

今では非常に貴重な存在となったレンジャー+5をベースに、当時をしのばせる懐かしいスタイルで飾り上げた。80年代ベース車の魅力を最大限に引き出すとともに、今や主流とも言えるレトロモダンを具現化するハイレベルなアートを維持している。

シートキャリアとバイザーはウロコステンレス、ミラーステーは丸パイプに丸チップという具合に、トップパートはトラディショナルなパーツのオンパレード。なかでも4段ハチ巻きや石目ガラスのアンドン、打ち出し模様を配置したシートキャリアは絶品の美しさ。

キャブボトムにも、やはり往年のスタイルのキャデラックバンパーをセット。ここにも石目ガラスのアンドンを装備し、昭和のスタイルを強調する。シャッターグリルへと変更されたフロントマスクとのマッチングも◎。

ボディセクションは、全面に躍動感あふれる岩井看板店の波絵をフィーチャー。3面が連なり1枚の絵として描かれ、波絵を一層迫力あるモノにしている。そして実は天井にも「御意見無用」の文字が、箱いっぱいに描かれている。

子どものためにも貴重なクルマを乗り続けたいとオーナー。なお「11年は新仕様を披露します!」という目標を打ち明けてくれた。

各所の写真6枚

カミオン2011年2月号をもとに再構成