トップアート メッキパーツとディテールメイクで関東流を貫いた大型箱車 祇園丸

大阪を基点としながらも昔から関東風スタイル好き。仕事で関東に上る機会も多いことから有力ショップが手掛けたパーツを積極的に採用する。大型パーツにメッキを多用するなど、祇園丸としては異彩を放つ1台に仕上がっている。

トップパートはシンプルな平型バイザーとコの字型ミラーステーで飾る。もちろんどちらもメッキ仕様で、バイザー下面とミラーステー上面が、きれいにルーフボトムにそろえられ、美しいラインを描く。さらにハイルーフとボディに入った祇園丸ラインの高さをそろえ、キャブとボディの一体感も見事にコーディネート。クルマ全体から感じられる完成度の高さは、こうした細かいこだわりの賜物といえる。

そして忘れてならないのは、箱車の迫力を一段とアップしているキャデラックバンパー。出幅や角度にこだわって仕上げた3本目となるそれは、3連のナマズマーカーや名文句のアンドン、フラッグポールなどで味付けする。

さらに足回りには、FCが手掛けた燃料タンク&星抜きのアンドンや、テールボックス下部の菱抜き加工など、こだわりのディテールメイクが炸裂。全身抜かりなくこだわりを秘めている。

各所の写真7枚

カミオン2014年8月号をもとに再構成