トップアート 「個性」と「品」を両得したいぶし銀のやっちゃ場スタイル 望翼丸急行

大西運送に所属するオーナーがワッパを握る大型ウイング車・望翼丸急行は、レトロな見どころを満載したいぶし銀の1台だ。

大型キャブパーツの目玉は、ボトムエンドに装着した舟型バンパーだ。55cmの厚さもさることながら、前面左右に(2連ではなく)タテ3連で収めた丸フォグも、重量感を演出するための確信犯的ワーク。

主張性を抑えたバイザー&ミラーステーとの相性も申し分なく、周囲に個性と存在感をアピールしている。また、フロントパネル中央に配した山型アンドンや、その両脇につづった”生鮮”の黒文字など、「レトロ×青果便」を地でいくコーディネートも秀逸。

ルーフに搭載したビッグホーン×4発もレトロルックのアピールにひと役買っている。 一方、荷台周りの見どころは、あ印が手腕をふるった箱3面の文字ペイントだ。側面で異彩を放つ”猛 望翼丸急行”は、堂々たる筆致が特筆ポイント。

白×黒のツートーンで個性を演出するリア観音にも”猛”の文字を力強く刻んでいる。 なお、山型アンドンのボックスほか、寝台窓の額縁デザイン、箱前面の三角板、フロントのスプラッシュガードなど、随所に光らせたウロコステンレスも出色のエレガント気分。

今後はリア下周りに10連テールを装着する予定だという。

各所の写真6枚

カミオン2011年1月号をもとに再構成