第169回芥川賞・直木賞の候補作が16日、発表された。選考会は7月19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。

  • (上段左から)石田夏穂氏、市川沙央氏、児玉雨子氏(C)Miyoko Tamai、千葉雅也氏(C)新潮社 (下段左から)冲方丁氏(C)干川修、垣根涼介氏、高野和明氏、月村了衛氏、永井紗耶子氏(C)新潮社

芥川賞候補は、ハロー!プロジェクトのアイドルなどの楽曲で作詞を担当する初候補の児玉雨子氏『##NAME##』のほか、2回目候補の石田夏穂氏『我が手の太陽』、初候補の市川沙央氏『ハンチバック』、3回目候補の千葉雅也氏『エレクトリック』、4回目候補の乗代雄介氏『それは誠』。

直木賞候補は、3回目のノミネートとなる冲方丁氏『骨灰』、3回目候補の垣根涼介氏『極楽征夷大将軍』、2回目候補の高野和明氏『踏切の幽霊』、初候補の月村了衛氏『香港警察東京分室』、2回目候補の永井紗耶子氏『木挽町のあだ討ち』。

芥川賞の選考委員は、小川洋子氏、奥泉光氏、川上弘美氏、島田雅彦氏、平野啓一郎氏、堀江敏幸氏、松浦寿輝氏、山田詠美氏、吉田修一氏。

直木賞の選考委員は、浅田次郎氏、伊集院静氏、角田光代氏、北方謙三氏、京極夏彦氏(※新任)、桐野夏生氏、高村薫氏、林真理子氏、三浦しをん氏、宮部みゆき氏。