第168回芥川賞と直木賞が19日に発表され、芥川賞は井戸川射子氏『この世の喜びよ』と佐藤厚志氏『荒地の家族』がW受賞、直木賞は小川哲氏『地図と拳』と千早茜氏『しろがねの葉』がW受賞となった。井戸川氏と佐藤氏は初ノミネート、小川氏は2回目、千早氏は3回目のノミネートでの受賞となる。

  • (上段左から)井戸川射子氏、佐藤厚志氏 (下段左から)小川哲氏、千早茜氏

賞金100万円、賞品として時計が贈られ、2月下旬に都内で贈呈式が行われる。

芥川賞はこのほか、安堂ホセ氏『ジャクソンひとり』、グレゴリー・ケズナジャット氏『開墾地』、鈴木涼美氏『グレイスレス』がノミネート。

直木賞はこのほか、一穂ミチ氏『光のとこにいてね』、雫井脩介氏『クロコダイル・ティアーズ』、凪良ゆう氏『汝、星のごとく』がノミネートされていた。

(C)田中尚樹 (C)新潮社