『Find Model(ファインドモデル)』を運営するソーシャルワイヤーは、「2023年春インフルエンサー調査」の結果を6月13日に発表した。調査は5月9日~16日の期間、同社インフルエンサーネットワークに登録しているインスタグラマー(Instagramフォロワー1万人以上)444人を対象に実施したもの。

  • 本業インスタグラマーの割合(昨対)

はじめに、今回調査したインスタグラマーの平均フォロワー数は37,523フォロワー、平均年収は110.5万円だった。インスタグラマーを本業としている人は全体の21.8%と昨年より1.6ポイント増加。本業インスタグラマーは平均フォロワー数51,366と、全体と比較して約1.3倍多く、平均年収は288.5万円と、全体と比較して約2.6倍の報酬を受け取っていることがわかった。

  • 平均年収・最高年収(Instagramのみ・全SNS総合)

今回の調査におけるインスタグラマーの最高年収は昨年の3,000万円を大きく超え、7,000万円だった。

  • インスタグラマー平均年収

フォロワー段階別でみると、30,000フォロワー未満のマイクロインフルエンサーの平均は36.9万円となり、120,000フォロワーを超えるパワーインフルエンサーの平均は445.6万円にも上ることがわかった。また、昨年の結果と比較するとほとんどのフォロワー数において平均年収が減少傾向にあった。

  • 副業インスタグラマーの職業内訳

インスタグラマーを副業としている人の本業は、「会社員」が全体の48.4%と一番多く、続けて「フリーランス・個人事業主」(9.2%)、「主婦」(7.8%)、「モデル」(7.8%)という順になった。

  • アカウント開設時期・PR開始時期

Instagramの開設時期は、サービス提供された2010年10月6日~12月に使用している人が22人、一番多い時期は2016年1月~12月で50人いることが判明。PRの仕事を開始した時期としては、2013年以降2021年まで増加傾向だったが、2022年は縮小している結果となった。また、Instagram開設からインスタグラマーとしてPRの仕事を受けるまで、平均約2年かかることもわかった。

  • お友達の人数とどこで知り合ったか

続いて、インスタグラマーに「インスタグラマーのお友達の人数は何人いますか?」と質問したところ、平均で96.4人と昨年の18.9人から5倍に増加。一方で、「全くいない」という回答も22.2%と約2割を占める結果に。

知り合った経緯で最も多いのは「SNS」(48.5%)、次いで「イベント」(19.0%)、「身内(家族や友人など)」(13.7%)、「仕事」(13.4%)と続いた。SNSに関しては昨年の39.6%から8.9ポイント増加した。

  • コラボしたいジャンル

友達のインスタグラマーとコラボしてPRをしてみたいジャンルを聞いたところ「旅行」(24.5%)が1位となり、続けて「グルメ」(12.3%)、「アパレル」(4.4%)、「美容」(4.4%)と続いた。