ビースタイルホールディングスが運営する「しゅふJOB総研」は6月8日、「AI(人工知能)について」をテーマとした調査結果を発表した。調査期間は5月17日~24日、調査対象は「しゅふJOB」登録女性、有効回答は834人。

  • あなたはAIという言葉をご存じでしたか

まず、AIという言葉を知っているか尋ねると、98.6%が「知っていた(言葉も意味も知っていた88.6%、言葉は知っていたが意味を知らなかった9.8%)」と回答し、2017年調査(96.3%)から微増した。

  • AIという言葉を知っていたか:2023年と2017年との比較

「生成AI」の使用経験については、「使用したことはない」が圧倒的に多く78.3%。年代別にみると、「使用したことはない」との回答は、30代以下69.3%、40代77.0%、50代80.6%、60代以上85.0%と、年代が低いほど少ない傾向がみられた。

  • あなたは画像や文章を生み出す「生成AI」を使用したことがありますか

次に、AIの発達は仕事環境にどのような影響を与えると思うか聞くと、1位「仕事が効率化され、仕事がしやすくなる」(43.8%)、2位「AIに仕事を奪われて、就職先が減る」(34.1%)、3位「わからない」(19.1%)と続いた。

  • AIの発達は、あなたの仕事環境にどのような影響を与えると思いますか

2017年調査と比較すると、「仕事が効率化され、仕事がしやすくなる」「AIに仕事を奪われて、就職先が減る」は減少した一方、「わからない」が増加しており、しゅふJOB総研研究顧問・川上敬太郎氏は「AIについての認知が進む一方で却ってその影響が読みづらくなっている様子が窺える」と分析している。

  • AIの発達が仕事環境に与える影響:2023年と2017年との比較