主婦と生活社は6月9日、お酒業界歴30年以上の友田晶子さんとアンチエイジング専門医で"医師ソムリエ"として知られる青木晃医師がタッグを組んだ『美しい女は呑んでいる』(1,650円)を発売した。

  • 「美しい女は呑んでいる」(1650円)

同書は、人生豊かにするためのお酒の飲み方を紹介した書籍。美容を気にしながらもお酒が好きな女性たちに向けて、美容・健康ネタを数多く掲載した"お酒&美容健康(美的飲み方)ネタ集"を展開している。

内容は、「ビールで腸活!」「赤ワインで認知症予防!?」「お酒で肌がプルプルに!」「最初の1杯は炭酸NG!」「白ワインでむくみ解消!」「日本酒で太るはウソ?!」「最初のつまみはカプレーゼから」「ウコン由来に要注意!」など。

たとえば、「最初の1杯は炭酸NG!」では以下のような話が紹介されている。


友田: 最初の乾杯をビールやスパークリングワインにするというのは定番ですね。私も最初は炭酸で割ったものなど、軽めのお酒から飲み始めて、徐々に重いお酒に変えていきます。

青木医師: 気持ちはわかりますが、悪酔いしないためには、実は最初の1杯が大事なのです。スパークリングワイン、ビール、ハイボールなどの炭酸系のお酒は避けましょう。なぜなら炭酸ガスによって胃のぜん動が促進され、小腸でのアルコール吸収が速まるからなのです。この作用によって酔いが早く回ることになります。できるだけアルコールを胃にとどめて、小腸に行かせないようにする、小腸への到達スピードを抑えることが、酔い防止の秘訣なのです。

友田: 暑い季節にはとくに冷えたビールやハイボールでのどを潤したくなりますけれど、それが悪酔いの元だったとは!! これを我慢するのはなかなか難しそうですが、「酔いが回りやすい」ということを知っておくだけでも大切ですね。

青木医師: そういう私もどうしても飲みたくなるときがあります。そのときは、小さなグラスビールをケチケチ飲みます(笑)。またスパークリングワインも好きなので、食事の最後に飲むようにしています。気にするあまり我慢しすぎるのはかえってよくありません。絶対にダメと決めつけず、時には臨機応変にお酒を楽しんでください。

飲む前に食べたいトマト!

悪酔い防止のためには、空腹での飲酒はなるべく避けたいところ。さらにゆるやかに血糖値を上昇させてくれるので、野菜から始めるベジファーストがおすすめです。トマトはアルコール代謝を助け、適度な糖質の補充にもなるのでベストチョイス。アルコール吸収を穏やかにする食物繊維の多い海藻類や、健康効果の高いビネガー、レモンなどの柑橘を搾って一緒にとるようにしましょう。