俳優の東山紀之がこのたび、都内某所で行われたテレビ朝日系ドラマ『刑事7人 シーズン9』(7日にスタート毎週水曜21:00~※初回6分拡大)の囲み取材に応じた。2015年にスタートして以来、東山演じる主人公・天樹悠を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏(小瀧望)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして、法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)という7人のスペシャリストが躍動する同作。今作ではなんと天樹が“刑事引退”!? まさか片桐が犯罪を!? と新たな展開が予告されている。

囲み取材では主演を務める東山が、白洲や小瀧とのエピソード、昨年今作を卒業した倉科カナの活躍を今もチェックしていることを明かした。

  • 俳優の東山紀之=テレビ朝日提供

    俳優の東山紀之=テレビ朝日提供

■白洲迅からは毎年お米が10キロ届く

――『刑事7人』チームの絆について教えてください。若手の白洲さんや小瀧さんとはどんなコミュニケーションを取っていますか。

チームの絆は深いのではないでしょうか。白洲くんは毎年11月頃にお米を10キロほど送ってくれるのですが、30キロくらいに増やしてくれないかとお願いしたばかりです(笑)。前回の作品は見られなかったのですが、小瀧が舞台に出るときには差し入れをしています。

■小瀧望を人間性・技術面で絶賛

――小瀧さんは前シリーズからの加入ですが、現場ではどんな雰囲気ですか。

小瀧はコミュニケーション能力が高くて、昨年入ったのにまるで初回からいるような顔をしているんです。緊張しているようには見えず、すごく自然体で現場にいるので、昨年から参加したようには見えません。関西の文化なのか、人との距離感を掴むのが上手な俳優さんです。ご両親の育て方が良かったと感じるような“人間性”といえばいいのか、いいものを持っています。俳優としても大変優れていて、見た目はもちろん声の良さや発声、あらゆる技術的なものが最初から備わっていたので、いい形でチームに入ってくれたなと思います。

■倉科カナと塚本高史の“元恋人役”もチェック

――昨年は小瀧さんの加入と共に、シーズン1からのレギュラーメンバーである倉科カナさんが卒業するという大きな変化がありました。現場の雰囲気は変わりましたか。

今は男ばっかりで本当に鬱陶しいですね(笑)。それほど倉科さんの存在が大きかったんだと思いますが、それに甘えてはいけないなと。こんなに長い期間共演させていただき、僕にとって特別な存在です。倉科さんが出演されているドラマや舞台は拝見していますし、以前見に行った舞台も素晴らしかったです。これからさらに日本を代表される女優さんになっていかれると思うので楽しみです。

――今も倉科さんのご活躍をご覧になっているんですね。

今は(菊池)風磨と共演していますよね。男ばかりの中に女性1人でいるより、風磨とキスしているほうがそりゃいいよねと思いました(笑)。

――(笑)。そのドラマでは、塚本さんが倉科さんの元彼氏役で出演されていましたが……。

塚本くんにこの間聞きました。「倉科さんと最近連絡取ってる?」と聞いたら「実は元カレ役で共演しました」って。

――SNSでも、「青山と環だ!」と『刑事7人』ファンの中で盛り上がっていました。

そうらしいですね! 別に元カレでもなんでもないのですが(笑)。

――そんな倉科さんが卒業されたあとの、今の現場の雰囲気は。

作品についてシビアな話になったり……男ばかりなのに、皆大人だからか意外と下ネタは出てこないんです(笑)。いい現場になっていると思います。

■東山紀之
1966年9月30日生まれ、神奈川県出身。1985年に少年隊のメンバーとして「仮面舞踏会」でレコードデビュー。俳優としての出演作にNHK大河ドラマ『琉球の風』、『元禄繚乱』、『花燃ゆ』、『喰いタン』『ザ・シェフ』(日本テレビ)など。『名奉行 遠山の金さん』『新・棟居刑事』『必殺仕事人』『刑事7人』(テレビ朝日)など数々のシリーズ作品でも主演を務めている。現在、『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系 毎週日曜5:50~)でメインキャスターを、『バース・デイ』(TBS系 毎週土曜17:00~)でナビゲーターを担当。