2022年3月6日から2023年2月26日まで、テレビ朝日系で全50話を放送した特撮テレビドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の「思い出」をふりかえる特別展示会「暴太郎戦隊ドンブラザーズ あとのまつり展」が、6月3日より「hmv museum渋谷6(HMV&BOOKS SHIBUYA 6F)」にて開催される。

会場には『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の主要キャスト9人が実際に使用した「衣装」や「ヒーロー立像」、そしてキャスト自身がプロデュースした「劇中小道具」が展示されているほか、スクリーンおよびモニターには9人の「スペシャルメッセージ動画」、全50話から厳選した「ダイジェスト映像」が映し出されるなど、濃密な個性を打ち出して視聴者に強烈なインパクトを与えた本作の魅力をあますところなく伝えようと、さまざまな趣向が凝らされている。ではここからは、開催に先立ち2日に行われたマスコミ向け内覧会のもようをお届けしよう。

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ あとのまつり展」のメインビジュアルは、それぞれ得意のポーズを決めるドンブラザーズの6人と脳人(ノート)3人衆の背景には、5000枚もの場面写真があしらわれ、波乱万丈、奇想天外な人生を送った彼ら9人の活躍をうかがうことができる。会場に掲示されている大型ポスターにて、お気に入りの場面を見つけ出してもらいたい。

入口横には、ドンブラザーズの5人……ドンモモタロウ、サルブラザー、オニシスター、イヌブラザー、キジブラザーが「ロボタロウ」にアバターチェンジ(変身)した後、5体合体を完了した姿「ドンオニタイジン」が展示されている。

このドンオニタイジンは撮影で実際に使われたスーツであるという。ぜひ間近でご覧になって、「ホンモノ」の迫力、質感をぞんぶんに「目」で味わってほしい。

ドンオニタイジンの隣には、プレミアムバンダイで数量限定販売されるファイナルライブツアー2023開催記念商品「豪華鑑賞用 ゴールドンメッキドンオニタイジン」が神々しい輝きを放って立っている。

入場口には、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でほぼすべての脚本を手がけた井上敏樹氏の直筆による、特製の「掛け軸」が飾られた。そこに書かれている文字は「縁」。ドンモモタロウ/桃井タロウ(演:樋口幸平)が大切にしている言葉である。『ドンブラザーズ』ファン、そして井上敏樹ファンなら一目見ておきたい良縁スポットといえる。

会場の展示物は基本「撮影禁止」だが、いくつか撮影OKなフォトスポットが設けられている。入場口を抜けた最初のエリアでは、6人のドンブラザーズが大結集。劇中ではCGで表現されていたキジブラザーとイヌブラザーも実体化し、それぞれ強い存在感を発揮している。

喫茶「どんぶら」のマスターで、ドンブラザーズのよきアドバイザーを務める謎の多い人物・五色田介人(演:駒木根葵汰)がチェンジした、ただものではないヒーロー・ゼンカイザーブラック立像。彼が手にしている「シロクマ宅配便」の伝票にご注目!

展示エリア入り口には、喫茶「どんぶら」の看板や暖簾(のれん)が飾られ、ファンを作品世界へいざなう役割を果たしている。

会場内の様子をほんのちょっとだけご紹介。エリア内では、それぞれのキャストの「劇中衣装」や「名場面パネル」のほか、「キャスト直筆メッセージ」とキャストプロデュースによる「劇中小道具」がショーケース展示されており、ファンならずとも興味をそそる濃密内容となっている。また、壁面モニターにはドンブラザーズ(樋口幸平、別府由来、志田こはく、柊太朗、鈴木浩文、石川雷蔵)による「個別メッセージ動画」と、桃井タロウ、猿原真一、鬼頭はるか、犬塚翼、雉野つよし、桃谷ジロウの「個別名場面映像」が、それぞれのキャラクターソングに乗せて上映されているので、こちらも必見といえる。

ソノイ(演:富永勇也/中央)、ソノニ(演:宮崎あみさ/右)、ソノザ(演:タカハシシンノスケ/左)の「脳人3人衆(変身体)」。ドンブラザーズの宿敵として何度も凄絶な戦いを繰り返してきたが、いつしかライバル関係を超えた友情で結ばれ、最終的には全員ドンブラザーズの仲間となった愛すべき3人の勇姿も、ぜひチェックしていただきたい。脳人コーナーでは3人からのメッセージ動画、そして脳人をメインとした名場面映像のほか、富永、宮崎、タカハシのプロデュースによる劇中小道具、衣装などが展示される。

ドンモモタロウの鮮烈すぎる登場シーンを飾った「神輿」に座って記念撮影が行なえるフォトスポット。誰もが座った瞬間「ワーッハッハッハ!」と豪快な高笑いをしたくなること間違いないだろう。

ソノイがこよなく愛した「おでん屋台」を模したフォトスポット。4つある「パイプ丸イス」に座り、美味しそうにおでんを食べるソノイやタロウを想って記念撮影をしていただきたい。ドン34話「なつみミーツミー」での重要アイテム「カラシ」の瓶もある。

本展設営日の6月1日、ドンモモタロウと同じポーズで記念撮影に応じてくれた「大先生」こと井上敏樹氏。予測不能のキャラクター群像劇というべき『ドンブラザーズ』の作品世界は、井上氏のシナリオから生まれ、羽ばたいていった。

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ あとのまつり展」は6月3日から18日まで、東京・hmv museum渋谷6にて開催。また、7月8日から30日まで大阪・hmv museum心斎橋での開催が決定している。

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