今回は、「改めまして」の意味やビジネスシーンでの使い方や例文を紹介します。挨拶・謝罪時によく使用される言葉ですが、どのように使うのが正しいのでしょうか。
また、類語・言い換え表現も紹介するので、シーンに合わせて使い分けましょう。
「改めまして」とは
「改めまして」は「改めて」を丁寧にした表現です。 ここでは、「改めまして」の意味を解説します。
「改めまして」の意味
「改めまして」の意味を考える前提として、副詞「改めて」の意味を確認します。
「改めて」は、「別の機会に1からやり直す様子」「別の機会に」「新たに」という意味です。この「改めて」を丁寧にした言葉が「改めまして」です。
「改めまして」と「改めて」の違い
「改めまして」は「改めて」を丁寧語にした表現です。どちらも「別の機会に」「新たに」という意味で使用されます。
一方で、「改めて」を「改めまして」と丁寧な表現にすることで、「気を取り直して」「さて」というニュアンスでも使用されます。
- 改めまして皆さま、ご入学おめでとうございます
「改めまして」の使い方は? 挨拶・謝罪時の例文も紹介
「改めまして」の使い方と例文を確認します。
改めましてお礼申し上げます、ありがとうございました
感謝の気持ちを相手に伝えて、結びの言葉として再度お礼を言う際に「改めまして」を使用することで丁寧な印象になります。
詳細は改めまして課長からご説明いたします
仕事で顧客や取引先と話しており、自分はその件について詳細を知らない場合、「後で上司から説明します」と丁寧な表現で伝えたい際に使える例文です。
日を改めまして、お電話にて連絡いたします
顧客や取引先から問い合わせがあったものの、担当者がいなかったり詳細がその場でわからなかったりする場合に使える例文です。
改めまして、御社の担当をいたします〇〇です
一度軽く顔を合わせた相手に、改めて挨拶と自己紹介をする際に使える例文です。
改めまして、弊社の都合により貴社にご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした
取引先や顧客への謝罪メールで、締めの言葉として使える例文です。
「改めまして」の類語・言い換え表現
ここでは、「改めまして」の類語や言い換え表現が複数あります。
再度、もう一度
「日を改めまして」「機会を改めまして」などの表現では、「再度」あるいは「もう一度」という表現に言い換えられます。
「再度(もう一度)説明します」は、すぐに説明し直すか、日を置いて説明し直すかを問わず、どちらの場合でも使えます。
別の機会に、後日
「別の機会に」「後日」は、「日を改めまして」と同様に、時間的に直後ではなく、一定時間空く(通常当日ではなく翌日以降の)場合に使う表現です。
「改めまして」の意味を理解して使い方を覚えておこう
「改めまして」は、「改めて」を丁寧語にした表現です。ビジネスシーンでよく使用する言葉なので、使い方や例文を覚えておきましょう。状況に応じて適切に使いこなせるように、類語を含めて覚えておきましょう。