TBSの安住紳一郎アナウンサーが第60回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)のラジオ部門 DJパーソナリティ賞を受賞し31日、都内ホテルで行われた贈賞式に出席した。

  • 安住紳一郎アナウンサー

2005年から継続中のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国(にち10)』について「安住アナのラジオ愛があふれる番組です」「知名度、実力、放送文化への貢献度は誰もが認めるところであり、ギャラクシー賞60周年の今年を飾るにふさわしい放送人の代表として称えます」などと評価された安住アナ。

トロフィーを受け取り、「ありがとうございます。光栄です。本当にうれしいです」と喜ぶも、「放送局に就職したのが1997年で、就職してすぐに先輩に言われたのは『ラジオはもうなくなるだろうから』と。なくなりこそはしませんでしたが、本当にいいことはほとんどありませんでした」とぼやいた。

そして、「BSラジオをやるからスタジオを空けてくれと言われて空けたらなくなったり、伊集院(光)さんが怒って出て行っちゃたり……決していいことはありませんでした」と振り返り、「新しい動画のメディアが出てきてそれに負けないようにやろうというスタッフの発言があって、少しバズるような発言も盛り込んで発言したら、ラジオも聞いてない人にネットの記事だけ見てボコスコに。心に塗る薬がありません」とぼやきが止まらず。「ただなんとなく続けています。そしてラジオが好きと言ってくださる全国の皆さんがいるからずっと続けてこられたと思っています」とリスナーへの感謝も述べた。

さらに、この受賞を「TBSラジオをずっと長らく支えてDJパーソナリティ賞に届かなかった諸先輩方とともに喜びたい」と言い、「我の強い先輩方が若干いて、これをとると嫉妬の対象になるんですよね」と心配。「この枠を増やしてほしい」と希望し、「ごめんなさい、晴れがましい席で恨みつらみになってすみません」とお詫び。饒舌トークで会場の爆笑を誘っていた。