巨人・原辰徳監督 (C) Kyodo News

○ 阪神 2 - 1 巨人 ●

<6回戦・甲子園>

 巨人は前カードのDeNA戦に2勝1敗と勝ち越し、敵地・甲子園に乗り込んできたが、首位・阪神に1-2で敗れた。

 巨人は3回に坂本勇人の適時打で先制すると、先発・横川凱が阪神打線を5回まで2安打無失点に抑える。続く6回は先頭の木浪聖也にライト前に運ばれたが、後続を打ち取り、6回まで80球、3安打、無失点の投球。

 1-0の7回に原辰徳監督は、先発・横川からオリックスからトレードで加入した鈴木康平へのスイッチを決断。しかし、これが裏目に出る。一死走者なしから大山悠輔に死球を与えると、続く佐藤輝明に左安、ここを踏ん張りたい鈴木だったが森下翔太にレフトに同点の適時打を浴びた。鈴木は梅野にレフト前に安打を打たれたところで降板。後を受けて登板した高梨雄平が木浪に犠飛を浴び、これが決勝点となってしまった。

 ABCラジオ制作で26日にニッポン放送でも放送された『阪神-巨人戦』で解説を務めた矢野燿大氏は試合後、「継投のところで原監督もあそこで自分の流れを作っていきたい。今後のことも考えると勝ちパターンのピッチャーをしっかり作っていきたいというような。もちろん、それまでの3試合の鈴木くんの登板の中での評価につながっていると思う。横川くんは良かった、球数も少なかった。結果論になりますけど、これからの成長というところを含めても横川くんに任せてもよかったのかなと。勝負のあやとして、本当に難しいところですね」と振り返った。

(提供=ABCフレッシュアップベースボール)