JR九州は26日、日田彦山線添田~夜明・日田間を新たにつなげる日田彦山線BRT「BRTひこぼしライン」(8月28日開業予定)の運行ダイヤと運賃について、具体的な内容を発表した。
「BRTひこぼしライン」は日田彦山線添田~夜明・日田間をBRT(バス高速輸送システム)で復旧する交通機関とされ、生活に密着したエリアに36のBRT駅を設定。添田駅において、列車とBRTを同じホームで乗換え可能な「対面乗換」で運行される。添田駅を発着するすべてのBRTにおいて、列車と乗換え可能なダイヤを設定し、利便性を最大限発揮させる。ただし、道路状況により遅れが発生する場合など、乗り換えられない場合もある。
通勤通学をより便利するため、光岡~日田間で学校・市役所経由便も設定。運行区間と1日の運行本数は、添田~彦山間8本、筑前岩屋~日田間4本(学校・市役所経由便は2本)、添田~日田間20本(学校・市役所経由便は5本)、計32本に。鉄道時代と比べて約1.5倍の運行本数を設定する。所要時間は、添田~彦山間約16分、筑前岩屋~日田間約59分(学校・市役所経由便は約1時間2分)、添田~日田間約1時間32分(学校・市役所経由便は約1時間37分)となる。
添田駅から彦山・日田方面の始発便は同駅6時25分の日田行(学校・市役所経由便)、終発便は同駅20時14分発の日田行。筑前岩屋駅から日田方面の始発便は同駅5時52分発の日田行(学校・市役所経由便)、終発便は同駅20時44分発の日田行。日田駅から筑前岩屋・添田方面の始発便は同駅6時0分発の添田行、終発便は21時20分発の筑前岩屋行となる。
運賃に関して、BRT完結の普通運賃の場合は現行の鉄道普通運賃と同額とされ、一部区間において鉄道普通運賃より安く設定。BRTと鉄道を乗り継ぐ区間の普通運賃は、鉄道普通運賃とBRT普通運賃を併算し、乗継割引(100円割引)を適用する。BRT完結およびBRTと鉄道を乗り継ぐ区間の定期運賃は、現行の鉄道定期運賃と同額としている。