その1 セレナから19.2万円引き!




NISSAN セレナ
ハイウェイスターV(8人)
トータル値引き 19.2万円
値引き率 4.8%
From埼玉県

“納期”を盾に超強気
下取りなしも痛かった

 クルマを不慮の事故で失ったため“納期の早さ”が重要です。しかし、ノアは8か月、ステップワゴンは15か月待ち。セレナだけは2か月だったので、これに狙いをつけて交渉を開始しました。



 ただしフルチェン直後だったため「値引きは5万円。これ以上は絶対できない」と超強気。ノア(45万円引き!)をぶつけてみましたが、「新型」と「納期が早い」を盾にまったく応じてくれません。



 そこで、経営の違う日産同士の争いに持ち込んだ結果、車両本体とメーカーオプション6万6000円から8万2212円引き、付属品(64万9720円)から11万円引きに。タイムリミットが迫っていたので契約しました。下取り車がないため「値引きができない分を査定額に上乗せしてもらう」という戦術が使えなかったのが痛かった。

値引き採点 4
「納期の早さを最優先する」という縛りがあったため、苦戦を強いられました。獲得した値引き条件は現時点で評価すると採点は3となりますが、フルモデルチェンジ直後ということで4としました。



その2 ステップワゴンから25.6万円引き!




HONDA ステップワゴン
e:HEVスパーダ(7人)
トータル値引き 25.6万円
値引き率 5.9%
From愛知県

強力な武器で新人を攻略!
熱意を褒めたら15万円UP

 狙いはステップワゴン。
 ホンダA店の新人さんは「通常は5万円引きですが、頑張ります!」とのこと。



 経営の違うホンダ4店とも商談するが、どこもガードが堅い。A店だけが熱心に売り込んできたが、それでも10万円+端数でストップ。



 そこで、ホンダ車に乗っている父にホンダB店を紹介してもらうと、まさかの25万円引きが飛び出した。
 これをA店の新人さんにぶつけて「B店で決めてしまおうかと思ったが、あなたの熱意は無視できません。なんとかできませんか?」と攻めた。



 最終交渉の結果、車両本体から15万円引き、付属品(58万1350円)から10万6480円引き、さらにガソリン満タン納車となったので契約。なお、これまで乗ってきたプレマシーは納車前に買い取り専門店に売却する予定。

値引き採点 4
強力な紹介販売を武器に新人セールスマンを上手に攻略しています。おそらく上司に「お客さんが私の熱意を買ってくれています。なんとしても決めたい!」と泣きついたのではないでしょうか?



その3 CX-30から36.9万円引き!




MAZDA CX-30
Xブラックトーンエディション(4WD)
トータル値引き 36.9万円
値引き率 8.2%
From大阪府

あれ!? 馴染みの店が冷たい
だったら別の店にアタック!

 3年落ちCX-30の車検切れが近づいたため買い替えを決意。年次改良で商品力が上がったCX-30を再び狙う。



 まずは買い取り専門店4社をまわると、どこも205万円前後を付けてきた。
 現車を購入したマツダA店には好条件を期待したが、値引き25万円/下取り205万円と予想を大きく下回る。上乗せを迫ったが「これが限界」とのこと。



 そこで経営の違うマツダB店へ。A店の条件を伝えて競合を仕掛けた。すると車両本体(有料色含む)とメーカーオプション20万2380円/付属品59万4642円から36万9082円引き、下取り210万円(4か月後の納車まで据え置き)を提示してきたので契約。



【追記】 納車前に買い取り専門店をまわったところ、1社が216万円を出してきたので売却することにした。

値引き採点 5
馴染みのA店を先行させて、経営資本の異なるB店を攻めたのが功を奏しています。強気な売り方をしているマツダのSUVから約37万円引き/8.2%なら大成功。下取り車の処分も評価します。