マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングは、「生活に関する調査(2022年)」の結果を5月18日に発表した。調査は2022年11月16日~21日の期間、18~79歳の男女10,002名を対象に、インターネットにて実施したもの。

  • 現在の暮らし向き

「現在の暮らし向き」について9段階で尋ね、3つのグループに回答をまとめた。最も多かったのは、「中の下」「下の上」「下の中」「下の下」の4つをまとめた「中の下+下」(46%) との結果に。2位は「中の中」(29%)で、3位が「上の上」「上の中」「上の下」「中の上」の4つをまとめた「上+中の上」(25%) と続いた。

  • シニア名称の年齢のイメージ

シニア・高齢者・お年取りと聞いて、何歳以上の人が当てはまるか質問すると、「シニア」は平均で63.6歳、「高齢者」は71.0歳、「お年寄り」は71.4歳との結果に。「高齢者」と「お年寄り」は、同程度の年齢イメージで推移し、年代が上がるにつれて年齢イメージが高くなる傾向がみられたという。

  • シニア名称の年齢のイメージ

60歳から5歳刻みでみた累積結果では、年代別にみると年齢イメージの差がより顕著に現れた。18〜29歳の"高齢者"と"お年寄り"イメージは「65歳」で、30~60代においては「70歳」でほぼ半数以上。70代は「75歳」でようやく半数を越え、自分の年齢より下は"高齢者"、"お年寄り"と認識しないとの回答が多くみられた。

  • 情報に関する意識態度

「情報に関する意識態度」について尋ねたところ、「新しいことをするときは事前に十分に情報を収集して検討する」(69%)が最も多く、次いで「いつでも連絡や情報が送られてくるのはわずらわしい」(57%)、「他の人の意見や提案よりも、自分の意見や経験で物事を決めることが多い」(55%)と続いた。

年代による格差が最も大きいのは「政治・経済など社会の動きに非常に関心がある」で、年代が上がるほど割合が増加する傾向に。一方、「専門家や他の人の意見や提案に従って物事を決めることが多い」「役に立つ情報なら発信者がわからなくてもかまわない」「最後まで自分の考えを押し通す」との回答は、若い年齢ほど割合が高まる傾向がみられた。