女優の高畑充希が、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に藤原定子役で出演することが23日、発表された。『軍師官兵衛』(2014)以来、10年ぶり2度目の大河ドラマ出演となる。

高畑充希

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。

高畑が演じる藤原定子は、道隆(井浦新)の長女。一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、年下の一条天皇に入内する。清少納言らが集う、才気にあふれたサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃となるが、悲運に見舞われる。

高畑のコメントは以下の通り。

■演じる人物の印象と意気込み

華やか、知的、愛され気質。藤原定子、という女性を調べれば調べるほど、プレッシャーが私の肩に重くのしかかってきています(笑)。でも、それと同時に、調べれば調べるほど、彼女に魅了されている自分も居ます。ドラマの中で長い期間彼女を演じさせていただけることで、私自身も明るい方向へと引き上げてもらえるような、そんな予感がしています。清少納言との密なやり取りもとても楽しみなので、いま偶然違う作品でご一緒出来ているウイカさんと、今から密に関係性を作っていけたら。

■大河ドラマ出演歴・思い出など

以前「軍師官兵衛」に少しだけ出演させていただいたのですが、岡田さん、中谷さんはじめとする先輩方にとても優しくしていただいた思い出があります。和気藹々とした現場とは打って変わって、画面の中には重厚で緊張感のある空間が広がっていました。今回は煌びやかな平安、ということでどんな空気の現場になるのだろう、と少し緊張していますが、友人でもある座長の吉高さんにしっかりついてゆきたいと思います。

■およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

衣装がとにかく楽しみです。お着物を着させていただく機会は今までのお仕事でも幾度もありましたが、平安時代のお衣装は初めて。セットも含めてとても煌びやかになる、と伺ったので、色使いや素材など、早く手に取り、身に纏ってみたいです。でも、とても重量がありそうなので、体幹だけは鍛えておかなくては、と思っています。

■古都京都の印象や思い出

私自身大阪出身ということもあり、京都は幼い頃からとても身近な存在でした。いまだに理由もなくフラッと立ち寄ることも多いですが、景色や建造物、漂う凛とした空気感に癒され、グッと気持ちを新たにしてもらえる、私にとってとても特別な場所。1000年前の京都は、どんな空気だったのだろう、と妄想するだけでわくわくします。今回京都ロケもあるそうなので、そちらもとても楽しみです。

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