得点発表は、やはり緊張感が高まる。三四郎の小宮浩信は、「ノックアウトステージ」での得点発表の際、腕組みしながら待つというさすがのベテラン感を見せていたが、この「グランプリファイナル」では、手を組み合わせて祈るようにしていたのが意外だった。
審査員が一般観覧でも、その理由を聞いていくのが『THE SECOND』のスタイル。松本はこのコメントに興味津々のようで、大きくうなずいたり、身を乗り出したりして耳を傾けていた。また、自分の中でも審査をしているのか、「2本どっちにしようか悩んでるやろな」「審査難しいよね」と同情する場面が何度もあった。
特に、まさかの同点となった準決勝「囲碁将棋×ギャロップ」のネタ後のCM中には、MC・東野幸治が思わず「どうなるんでしょうか…」とつぶやき、松本も「難しいね」「今大会一番悩むよね」と同調。得点結果が出て2組がステージを後にすると、次のCMに入っても拍手は鳴り止まず、東野は「いやあ、すごかった…」と驚いていた。
■今田耕司の鼻うがいCMに爆笑
CM中は観覧客を和ませようと、東野が声をかける場面が何度もあった。最初の審査タイムは本編内で行われ、ボタンを押すのが遅い審査員を急かしていたが、審査タイムがCM中になっても同じように呼びかけており、その姿はまるで答案用紙の提出を待つ学校の先生のよう。
また、4時間10分という長丁場のため、イスに座りっぱなしの観覧客に「CM中ですから、立ち上がったりしてリラックスしてくださいね」と優しく呼びかけるも、後に松本から「みんな立ちたいわけやないから!」と噛みつかれ、CMに入るたびにこの対立軸のやり取りが恒例行事となった。
そして、放送画面に今田耕司が出演する鼻うがいのCMが流れると、東野が「あ、今田さん」と気付き、次の瞬間、今田の鼻から尋常ではない量の液体が出てきてスタジオ爆笑。このCMは一度しか流れなかったため、後に東野が「今田さん出てこないですね」とボソッとつぶやくと、松本は「普通タレント本人がやるかあ? ボラギノール自分で入れてるようなもんやで」とかぶせて、またひと笑い起こしていた。