――今後についてもお伺いしたいのですが、それぞれどのようになっていきたいと思い描いていますか?

柚子:お仕事では、大好きな作家さんの作品の実写化に関わることができたらいいなとずっと思っています。プライベートだと、出不精なのでこれからいろんなところに行っていろんなものや文化を吸収していきたいです。

――どんなところに行ってみたいですか?

柚子:以前は海外に行きたいと思ったことがなかったのですが、コロナ禍に海外の番組や海外をフィーチャーした番組を見ていたら、いろんなことを知って自分を広げていく必要があるなと感じるようになりました。でも国内もあまり行ったことがないので国内から……まずは金沢に行ってみたいです。

――好きな作家さんの実写化に関して、具体的に何かありますか?

柚子:『いま、会いにゆきます』の市川拓司さんが好きで、市川さんの本は全部読んでいるので、実写化されるときに関われたらいいなと。特に『吸涙鬼』という作品が好きで、好きすぎて実写化してほしいようなしてほしくないような気持ちですが、実写化されるときにはどんな形でもいいので関わりたいです。

――日奈さんはいかがでしょうか?

日奈:今は色々なお仕事に挑戦してみて、どんなことが一番自分に合っているのか模索していきたいと思っています。また、人と関わることがすごく好きなので、地域の方たちと触れ合うバラエティ番組など、人との関わり合いがお仕事につながったらいいなと思っています。プライベートでは、趣味があまりないので、長く続けられる趣味を見つけたいです。

――趣味になりそうな可能性があるものはありますか?

日奈:今は焼酎を飲むことが好きなので、もっと勉強してみようかなと思っています。あとは旅行が好きなので、私もいろんなところに行ってみようかなと思います。

――お仕事については模索中とのことですが、今の段階では女優業への思いが強いのでしょうか?

日奈:そうですね。お芝居は大好きなのでもっともっと勉強したいなと思っています。いくつかバラエティ番組にも出演させていただいて、ロケのお仕事もすごく楽しかったですし、お芝居と違って素の自分が出せるなと思いました。お芝居では全く違う自分を見せながら、バラエティなどでは素の自分を見せられるように、どっちも貪欲に頑張りたいです。

――今年複数のドラマに出演されていますが、何か学びや成長がありましたらお聞かせください。

日奈:俳優さんたちが役と向き合う姿を見て、もっと突き詰めていかないといけないんだなと焦りも出てきました。それが刺激にもなっているので、これからいろんな役に挑戦して成長していけたらいいなと思っています。

――今回、姉妹初共演が実現しましたが、今後何か姉妹で叶えたいことはありますか?

日奈:いっぱいあります! お芝居でまた共演できたらうれしいですし、お姉ちゃんと旅番組もやりたいです。

柚子:世界観がしっかりした作り込んだ写真を2人で撮ってみたいというのもありますし、お散歩番組などもいずれできたらいいなと、夢物語みたいな感じで話しています。

■樋口日奈(ひぐち・ひな)
1998年1月31日生まれ、東京都出身。2011年乃木坂46の1期生オーディションに合格し、デビュー。2022年10月末にグループを卒業した。女優としてはドラマ『焼肉プロレス』(19年/テレビ大阪)、『教場II』(21年/フジテレビ)、『今野敏サスペンス 暁鐘 警視庁強行犯係 樋口顕』(22年/テレビ東京)、『何かおかしい』(22年/テレビ東京)、『かりあげクン』(23年/BS松竹東急)、現在放送中の『往生際の意味を知れ!』(MBS)などに出演。
■樋口柚子(ひぐち・ゆず)
1996年6月8日生まれ、東京都出身。2011年に映画『愛のしるし』で女優デビュー。そのほか、映画『絶叫学級』(13年)、『あさひなぐ』(17年)、ドラマ『近キョリ恋愛~Season Zero~』(14年/日本テレビ)、『咲-Saki-』(16年/MBS)、『漆をめぐる物語』(22年/テレビ岩手)などに出演。テレビCMにも多数出演している。

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