――それぞれの活動についてもお伺いしたいのですが、お二人はもともと芸能界に興味があったのでしょうか。

日奈:私たち姉妹はみんな物心ついたときから、将来の夢を聞かれて「芸能界」しか言っていなかった気がします。私はずっと「歌手になりたい」と言っていて。

柚子:確かに私も「アナウンサーになりたい」とずっと言っていた気がします。常にテレビがついている家でしたし、なんとなく興味は芸能界に向いていたのかなと思います。

――一番上のお姉さんも芸能界の興味が?

柚子:お姉ちゃんも「歌手になりたい」とずっと言っていましたが、学生になって将来について考えたときには美容系の道に決めていた感じがします。

日奈:今はネイルケアなどのお仕事をしています。以前はジェルネイルのお仕事をしていて、私もやってもらうことがあります。

――日奈さんも柚子さんも2011年に芸能活動を開始されましたが、お互いの活動はよく見ていますか?

2人:はい!

柚子:よくライブに行っていました。

――それぞれの活動が刺激になっていると感じますか?

日奈:もちろんなっています!

柚子:アイドルは芸能界の中でも一つ世界が違う感じがしていて、大変さもありながらキラキラした世界にいられるのはすごいなと思いましたし、尊敬しています。

日奈:私はお姉ちゃんの人格的なところがすごいなと思っています。たくさん本を読むし、わからないことがあるとすぐ調べるし、探求心というか知的なところはいつもすごいなと思っています。でも真似はできていません(笑)。モデルのお仕事もやっていたのでスタイルがよくて羨む存在でもあり、体をちょっと交換したいなと思っていました(笑)

――逆に柚子さんが日奈さんについて羨ましいなと思うところはありますか?

柚子:小さいときから根性がすごいんです。人に対する競争心というより自分といつも戦っているイメージで、大変なこともたくさんあったと思いますが、大変とは思わず「これは成長だ!」「これを乗り越えたら楽しいぞ!」とマインドを切り替えていろいろなことに挑戦している姿を見ると、ガッツがあって本当にすごいなと思います。

――なんで日奈さんはそんなにガッツあふれる方になったのでしょうか?

日奈:自分でもよくわかりませんが、「これを乗り越えたら楽しいだろうな」「今辞めたらつらい記憶で終わっちゃうな」と思うから、とりあえず頑張ろうと思えます。でも私は、お姉ちゃんのほうが生きるのが上手だと思います。一緒にダンススクールに通っていたときがありましたが、お姉ちゃんは途中で離脱していたので、向き不向きを判断するのが早くてすごいなと。

――樋口家の教えとしてお二人とも大事にしていることはありますか?

日奈:小さい頃から言葉遣いはお母さんに都度指摘されていたなと思います。あと、「朝から元気よく」ということは樋口家ルールとしてあったような気がします。

柚子:朝機嫌がよくないと、お母さんが「朝から機嫌悪いといい一日にならないよ!」って(笑)

――だからお二人とも明るい性格になられたのかもしれないですね。

柚子:そうかもしれません。年齢が上がるにつれて、それがどんどん腑に落ちてくるというか、朝は大事だなと。朝機嫌よく過ごせたらいい一日になるような気がしています。

日奈:私も大事にしています。「なんで朝からそんなにテンション高いの!?」ってよく言われます(笑)