ピエトロは5月10日、1981年の販売開始から42年を迎える看板商品の「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」が、5月8日に累計出荷本数(自社調べ)「3億本」を突破したことを発表した。

  • 「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」が、累計出荷本数(自社調べ)「3億本」を突破

同社は1980年、福岡・天神にパスタ専門店「洋麺屋ピエトロ」をオープン。パスタを茹でる間に提供していたサラダのドレッシングがおいしいと話題になり、「分けてほしい」という声が寄せられたことから、1981年に店頭販売を開始した。1983年には百貨店、1995年には全国の量販店で販売開始。2002年には、累計出荷本数1億本、2014年には累計出荷本数2億本、2023年5月には累計出荷本数3億本を突破した。

  • 「3億本」突破までの道のり

味の決め手となる「たまねぎ」は、年間を通して変わらないおいしさを守るため、実際に産地を視察し季節ごとに使うたまねぎを選んでいるという。たまねぎがピエトロの工場に届くのは1日あたり約5トン。必ずひとつひとつ人の手でカットして、芽が出たものや傷みがないか人の目でチェックしているそう。

  • 1日あたり約5トンのたまねぎをひとつひとつ品質チェックする

ピエトロの工場では、1日約5万本のドレッシングを製造している。工場での味の仕込みに使っているのは大型タンクではなく、1つあたり約180本しかつくれない「寸胴鍋」。創業時から続くおいしさを守るため、手づくりの工程を残しながら少しずつ手間ひまをかけて丁寧に作っている。

  • 1つあたり約180本しかつくれない「寸胴鍋」で製造

3億本分の感謝の気持ちを込め、同社では創業43年目を迎えた2022年12月から、ピエトロおじさんに「叶えてほしい願い」を公式HP内の特設ページおよび各種SNSで募集していた。集まった願いの総数は3,212個。今回の3億本突破を受け、応募された3,212個の願いの中から3つの願いを叶える「ありがとうチャレンジ」を実施する。

2022年10月からは、「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」のパッケージに、同社のファンコミュニティやお客様相談室、通信販売課などに寄せられたファンからの声を掲載する『ファンのお声ラベル』デザインの第1弾を発売。その第2弾として、「3億本突破」デザインのもと、新たに合計10パターンの声を掲載した期間限定ラベルでの出荷を開始する。

  • 合計10パターンの声を掲載した期間限定ラベルでの出荷を開始

3億本突破に向け、同社ではこれまでさまざまな取り組みを行ってきた。同社の各イベント開催時には、ピエトロドレッシングとの思い出を募集し掲示するコーナーを設置。思い出はひとつひとつ手書きによって寄せられ、400件を超えるエピソードが集まった。

  • 400件を超えるエピソードが集まった

2月15日~28日には福岡三越、3月29日~4月4日にはあ大丸福岡天神店へ期間限定アンテナショップをオープン。期間中は1日30本限定(平日のみ)で、毎朝ピエトロの古賀工場でつくる「できたてドレッシング」を直送し、はじめて店舗販売を行った。販売開始から30分足らずで売り切れる日もあるほど好評だったという。

3月18日に「道の駅むなかた」、4月1日に「道の駅みやま」、4月8日に「JAにじ」、4月15日に「道の駅うきは」の計4回にわたり、福岡県内の道の駅および直売所で3億本突破に向けた感謝祭を実施。それぞれの地元食材とピエトロドレッシングがコラボしたサラダの試食を配布し、自宅でも新しい食べ方を楽しめるようレシピを会場に掲示した。

  • 福岡の道の駅で感謝祭実施