マイナビは5月10日、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)」の結果を発表した。調査期間は4月24日~30日、調査対象は2024年3月卒業見込みの全国の大学生・大学院生、有効回答は3,895人。

  • 内々定率 経年比較

2023年4月末時点での内々定率は前年比4.7ポイント増の52.0%、平均内々定保有社数は前年から横ばいの1.9社で、3月同様、内々定率が前年を上回った。

  • 平均内々定保有社数 経年比較

福利厚生について、勤務地・仕事内容・給料などの情報と比べてどの程度関心があるか調べると、「同程度関心がある」が63.4%で最多。次いで「勤務地・仕事内容・給料ほどではないが関心がある」が27.3%、「勤務地・仕事内容・給料よりも関心がある」が6.4%と、多くの学生が福利厚生に関心を寄せていることがわかった。

  • 企業の福利厚生に関する情報について、勤務地・仕事内容・給料の情報と比べてどの程度関心があるか

関心のあるポイントについては、1位「種類や数(どのような福利厚生があるのか)」(70.0%)、2位「利用実績(どれくらいの社員が利用しているか)」(53.8%)、3位「他社と比較(他社と比べて福利厚生が充実しているかどうか)」(38.3%)となった。

  • 福利厚生に関して関心のあるポイント(複数回答)

福利厚生に関して詳しく知りたいと思ったとき、企業に直接確認(質問・問い合わせ)をしたことがあるか聞くと、70.8%が「直接確認しづらい」と回答し、「直接確認している・したことがある」は20.5%にとどまった。

しかし、「直接確認しづらい」と答えた学生のうち、「口コミサイトやSNS等で情報収集している」という学生も17.5%おり、「不確定な情報を含む情報源を確認手段として利用している学生も一定数いるようだ」(同調査)。

  • 福利厚生に関する情報をさらに詳しく知りたいと思ったとき、企業に直接確認したことはあるか