西武・中村剛也 (C) Kyodo News

● 西武 6 - 7 楽天 ○

<6回戦・ベルーナドーム>

 西武は粘り及ばず開幕カード以来となる負け越し。4月を13勝11敗の貯金「2」で終えた。

 西武は今季初登板となった先発・與座が誤算。2回に先頭打者への四球から無死二、三塁のピンチを招くと、7番・小郷に右越え3ランを浴び一気に3点を失った。その後も二塁・外崎の捕球ミスなどで一死一、三塁のピンチを招き、2番・小深田にセーフティスクイズを決められ4失点目。2点を返してもらった直後の3回は6番・鈴木大に右越え2ランを浴び、3回途中6安打6失点(自責点5)の内容で降板した。

 それでも打線が粘り強く反撃。2回はプロ入り22年目の4番・中村の3試合連発となる7号ソロなどで2点を奪うと、再び4点を追う7回は6番・呉念庭の中前2点適時打で2点差に迫った。9回は相手守護神・松井裕に対し、一死から中村が4安打目となる左前打でチャンスメイクすると、その後、敵失絡みで1点差。なおも二死二塁で中村と同期の代打・栗山が貫禄の中前適時打を放ち土壇場で追いついた。

 しかし直後の延長10回表、イニングまたぎで登板した7番手の平井が、8番・西川に右中間の適時二塁打を許しこれが決勝点。粘り及ばず4月ラストゲームを落とし、痛打を許した平井は今季初黒星を喫した。