宝島社は4月7日、「フェムテック」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月28日~3月7日、10~70代の読者3,349名(女性3,054名、男性289名、その他6名)を対象に、同社が展開するプロジェクト「もっと話そう! Hello Femtech」にて行われた。

  • 「フェムテック」という言葉の認知度

    「フェムテック」という言葉の認知度

調査によると、「フェムテック」という言葉を知っている人は全体の29.3%と、昨年6月の調査結果18.3%より11ポイント増加。「聞いたことがある」と答えた人も合わせると、全体の約6割はフェムテックを認知していることが明らかに。しかしながら、「フェムテックに関する福利厚生があることを知っている」という人は13.6%にとどまり、86.4%が「知らない」と回答した。

  • 職場でのフェムテックに関する福利厚生制度の導入状況

    職場でのフェムテックに関する福利厚生制度の導入状況

次に、職場でのフェムテックに関する福利厚生制度の導入状況を聞いたところ、「導入されている」企業は18.2%にとどまり、導入されている制度は、主に「生理休暇」(18.4%)や「子育て休暇」(10.7%)が多いよう。

一方、「フェムテックに関する福利厚生を充実させてほしい」と回答した人は93.2%と、必要性の高さがうかがえる結果に。導入してほしい福利厚生としては、「更年期障害の治療費補助」(55.7%)や「生理休暇」(51.5%)が全体の半数を超え、次いで「更年期障害相談」(49.1%)、「子育て休暇」(42.5%)、「オフィストイレにナプキン設置」(36.2%)と続いた。