マイナビは4月24日、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」を発表した。調査期間はは3月27~31日、調査対象は2024年卒業予定の全国の大学生・大学院生、有効回答は1,875人。

  • 3月までの活動状況 (複数回答)

3月の就職活動状況を尋ねると、「企業にエントリーシートを提出した」は前年同月比3.8ポイント減の75.6%、「適性検査や筆記試験を受けた」は同6.3ポイント減の71.6%となった。

面接については、「1次面接を受けた」は同1.8ポイント減の63.4%だったのに対し、「最終面接を受けた」は同5.6ポイント増の39.5%となり、前年よりやや早く選考が進んでいることがわかった。

3月の就活費用(平均)を調べると、同2,873円増の1万2,782円と、2019年卒以来5年ぶりに上昇。中でも「交通費・宿泊費」は同3,348円増の8,178円と、大幅に増加した。

  • 3月の就活費用(平均・経年変化)

就活費用を地区別にみると、関東以外で「交通費・宿泊費」が前年より大きく増えており、東海は同3,556円増の8,518円、関西は同4,800円増の8,242円、その他地域は同4,922円増の1万2,868円に。同調査では「WEB面接の割合(78.1%、前年同月比7.2ポイント減)が前年より減ったことや、本社で対面実施されることが多い最終面接を受けた学生が前年より増加したことが要因」と分析している。

  • 受けた採用面接が、WEB面接だった社数(平均)、WEBでない面接だった社数(平均) WEB面接が占める割合

また転勤がある企業についてどう思うか尋ねたところ、「就職したくない」(13.4%)と「できるだけ避けたい」(21.7%)の合計は同3.7ポイント増の35.1%と、3年連続で増加。一方、「キャリアアップにつながるなら転勤があってもよい」は同4.1ポイント減の17.6%と、3年連続で減少した。同調査では「『どこで働くことになるのか』を重視する傾向がやや強くなっているようだ」と推察している。

  • 転勤がある企業についてどう思うか