お笑いコンビ・ガレッジセールが15日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールで行われた「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」で司会を務めた。

  • 「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト Powered by Yunus Social Business」開催

沖縄県ではソーシャルビジネスの起業支援・普及啓発を目的としたインキュベーション推進を行う事業「島ぜんぶでうむさんラブ」を展開中。沖縄県がソーシャルビジネスアイランドとなることを目指している。

同事業では、沖縄の社会課題を解決することを目的としたソーシャルビジネスのアイデアを形にし、事業プランの発表、または起業を目指すアカデミーを開催。この日、「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」内で行われた同コンテストで、アカデミーの集大成としてビジネスプランの発表が行われた。

ガレッジセールは司会として登場。ゴリは「ソーシャルビジネスというと僕の中ではちょっとレベルの高い、我々芸人が踏み込めない領域というか、そういうイベントがあったら自分が行くかと思ったときに『う~ん……』って考えるんだけど、これだけのお客さんが来ている。それだけ沖縄の社会問題への興味がある人たち」と関心の高さに驚いた。

同企画は今年で2回目の開催。川田広樹は「沖縄のためにという熱い気持ち。前回僕、涙しちゃいましたから」と昨年を振り返り、どこに感動して泣いたのか聞かれると「一言で言うと、うちなー魂さ~」と答えた。

コンテストでは15組がプレゼンテーション。ガレッジセールの2人は、「熱い」「沖縄の問題の勉強になるし面白い」とそれぞれのプレゼンに感銘を受けていた。

川田はまた、客席で見守っていた吉本興業ホールディングスの大崎洋会長に向かって「大崎(洋)会長、素晴らしい企画ですね! ありがとうございます」と話しかけ、「前回も感動して今回も感動しています。これこそ続けていくべきです。素晴らしい企画です」と熱く語った。

ゴリは「みんなの夢を叶えてあげたいという気持ちになる」と言い、「吉本興業の資金を少し回せば15組全員の夢が叶うと思う。ダウンタウンのお二人のお給料を少し横流しすれば。簡単なんですよ。大崎さん次第なんですよ」と話して笑いを誘い、川田が「そんなことはないです」とツッコんでいた。

そして、15組の中から観客による投票で、看取りに関するビジネスを提案した「看取り沖縄」が最高賞の「島ぜんぶでうむさんラブ(島ラブ)賞」に輝いた。