女性トレンド総研(運営ハー・ストーリィ)は4月13日、雑誌『HERSTORY REVIEW5月号』内にて、「世帯の購買影響度」に関する調査結果を発表した。調査期間は3月8~12日、調査対象は20歳以上の既婚女性、有効回答は616人。

  • 家庭で購入する49品目のうち妻の意見で決定するものを教えてください

家庭で購入する49品目について、購入を決定する際の妻・夫それぞれの影響力を調査。購買決定する割合が30%以上の場合を「影響力がある」とした場合、妻が購買に影響を与えている品目は49品目中37品目(75.5.%)、夫が購買に影響を与えている品目は49品目中27品目(55.1%)となった。

2019年調査では、妻の影響度あり89.8%、夫の影響力度あり59.1%だったことから、同調査では「夫婦で相談し、一緒に購買決定する家庭が増えた」と推測している。

続いて「住宅購入」「旅行」「自動車」など23品目について、購入決定者を聞いたところ、妻の意見で決定したものは「お中元・お歳暮」「家具」など11品目で、特に日用品・食品・台所用品・手土産は妻の購入決定率が約9割に上った。

2019年調査と比べると、妻が購入を決定したものは13品目から11品目に減少。また「手土産」以外の22品目で夫の購入決定率が上昇し、中でも「妻が主に使用する車」は夫の決定率が約4割も増えた。同調査では「コロナ以前は、家の中のことは主に女性が切り盛りしてきたが、現在では夫婦共同で家事育児や買い物、家計管理を行う家庭が増えているのではないか」と分析している。

  • 家庭で使用するものの購入について購入決定者をお教えください