今回は、自分を大切にする方法や、自分を大切にできていない人の特徴などを紹介します。自分を大切にすることで人生が変わってくるので、「自分を大切にする方法が分からない」「自分を大切にできていない気がする」と悩んでいる方は必見です。
自分を大切にするって?
「自分を大切にする」とは、どのような意味を指すのでしょう。 より分かりやすくするならば、この言葉は「自分を肯定して人生を楽しむ」と言い換えてもかまいません。
また、自分を肯定するためには、自身の感覚や気持ちを尊重することがポイントです。
自分を大切にできない人の特徴
いざ自分を大切にしようと思っても、なかなか実行に移すことができない人もいるでしょう。 では、そのような人たちが自分を大切にすることを難しく感じる理由は何でしょうか。 以下、自分を大切にできない人の特徴を3つのポイントから解説します。
どんなときも他人を優先
自分を大切にできない人の特徴として、どんなときでも他人を優先させるというのが挙げられます。自分の気持ちをそっちのけで他人の気持ちばかり優先させてしまいます。
他人からの評価ばかりを気にして、自分の意見や気持ちを主張できない傾向です。
しかし、自分の人生は自分のためのものです。他人ばかりを優先して生きていると、自分の人生を十分に楽しむことはできません。
わがままだと思われたくない
周囲の目にわがままに映ることを避けようとするというのも特徴の1つです。自分の意見や気持ちを優先させることで、周りから自己中心的な人間であると判断されるのではないかと恐れてしまうのです。
自分に自信がない人は、とくにこのような傾向があります。
しかし、自分の意見を相手に伝えることと、自分の意見を押し通すこととは別の話です。まして、自分が相手と異なる意見を言ったからといって、相手を否定することにはなりません。 自分の気持ちと相手の気持ち、どちらも大切にできるはずです。
耐えることが美徳になっている
耐えることが美徳であると信じていることも、自分を大切にできない人の特徴の1つです。我慢を強いられることに慣れていると、「我慢している自分は偉い」と思うようになり、それが美徳になってしまうのでしょう。
しかし、いつまでもそのままでは本当に自分がしたいようにできる日は訪れません。
今日からできる自分を大切にする方法8選
ここでは、すぐに実践できる自分を大切にする方法8つを紹介します。 以下、それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。
自分のやりたいことや不安を書き出す
まず、自分の頭の中にあるものを、紙に書き出してみましょう。たとえば、興味を抱いていることや不安に感じていることなど、あらゆることを書き出してみるのです。
これは、自分が普段なんとなく考えていることを言語化することで、情報が整理され、自分の理想像ややってみたいこと、将来の夢などが見えてくるからです。
難しく考えずに、素直に自分の本音を探ってみることをおすすめします。 明るいイメージをもちながら将来の自分を想像すると、自然と気分が華やぐでしょう。
周りの目を気にしない
周囲の視線を気にしないこともまた、1つの方法です。 この方法は、もしかすると難しく感じる人もいるかもしれません。
自分の気持ちよりも波風を立てないことを優先させる習慣がある人は、根本から意識を変える必要があります。そのためには、自分に自信をもつことがポイントです。たとえ周囲から共感を得られなくても、自分の気持ちを受け入れて、それが自分なのだと認めてあげることが重要です。
悩みの原因を見つける
何か悩みがある人は、その原因を見つけることも大切なポイントです。原因が分かれば、適切な対処法が見えてきます。
先述したように悩んでいることを紙に書き出したり、人に話したりすることで、根本の原因を見つけられることが多いです。
小さなことでも自分を褒める
小さなことで自分を褒める習慣をつけることも、方法の1つです。 「ごはんを美味しく作れた」「早起きができた」など、日常生活でも自分を褒めるポイントはたくさんあります。
また、仕事や進路においては、長期的な目標だけでなくすぐに実行できそうな目標を設定して、達成感を得られる機会を増やしましょう。
無理なことはNOと言う
自分が無理だと思ったことに対して素直にNOと言うことも、自分を大切にすることに繋がります。
嫌なことや理不尽なことには、拒否する意志をしっかり伝えましょう。また、周囲と意見が異なっているときには、簡単に流されるのではなく、自分の意見は自分の意見として伝えられるとよいでしょう。
長所を認識する
自分の長所を自覚して、認めることも大切です。そうすることで、自分に対する自信が生まれ、より自分のことを好きになれるはずです。
もし自分にとって好ましくない点があったとしても、周囲から見れば長所に映っている可能性もあります。
見る角度が変われば、1つの特徴が長所にも短所にもなり得るのです。 そのため、自分に対して好意的にとらえられるように、考え方を変えることが重要です。 たとえば、自分のことを「優柔不断」だと感じている人は、「じっくりと時間をかけて考慮できる」長所なのだととらえ直してみましょう。
自分が嬉しい気持ちになる時間を作る
自分が嬉しい気持ちになる時間を作ることも方法の1つです。
たとえば、甘いものが好きな人は、自分のためにお気に入りのスイーツを取り寄せるのもよいでしょう。あるいは体を動かすことが好きな人は、仕事帰りにジムに立ち寄る時間を作ってみるのもよいですね。普段頑張っている自分に、定期的にご褒美をあげてください。
考え方を変える、という方法で実感を得られなかった人も、この方法であれば日々の幸福度が分かりやすくアップするはずです。
どんな自分になりたいか、日々自問自答する
どのような自分になりたいのか常に自問自答する習慣をつけることも、おすすめの方法です。自分の幸せについて考える癖をつけるのです。
周囲の意見に賛同しているばかりでは、自分の本音に耳を傾けることが少なくなってきます。そして、一度それに慣れてしまうと、自分で自分の気持ちが分からなくなることがあります。
人に流されるのではなく、自分の意志と判断軸を持つことを意識しましょう。 そうすることで、生きる上で大切にしたいものが見えてくるはずです。
自分を大切にすることで得られるメリット
自分を大切にすると、どのようなメリットがあるのでしょう。 ここでは、3つのポイントから解説します。 以下、それぞれについて詳しくみていきましょう。
毎日のストレスが軽減される
日々のストレスが軽減されることも、メリットの1つです。周囲に合わせて自分の意志とは違うことをしていると、ストレスを感じやすいためです。
「自分のために自分の人生を楽しむ」という発想に切り替えて、自分を大切に生きていると、毎日が楽しくなってくるはずです。
失敗しても前向きに考えることができる
たとえ失敗したときでも、自分の人生に前向きでいられることもメリットの1つです。 周囲に流されて決めたことであれば、後悔が残ることもあるでしょう。一方で、自分自身の考えで決定し実行したことなのであれば、どのような結果でも納得して受け入れられるはずです。
自分の人生に対して責任を負うことを誇らしく思う自立心が確立されるのです。
周りからも大切に扱ってもらえる
周囲からも大切に扱われるようになることもメリットの1つです。自分のことを大切にできる人は、同じように周囲を大切にすることもできるようになります。 自分が満たされることで、精神的なゆとりが出てくるからです。
また、自分が相手と異なる意見をもつのと同じように、相手にも自分とは別の気持ちがあるということもわかるようになります。そのため、自然と相手のことも尊重できるようになるのです。
そして、配慮を感じた周囲の人たちが、優しさを返してくれるようになります。
自分を大切にすることで人生が変わる
自分を大切にすることで、人生を前向きにとられられるようになります。 また、こころにゆとりが生まれ、周りの人のことも大切にできるようになるでしょう。 そのためには、
- 自分の気持ちや意見を書き出す
- 自分を喜ばせる時間を作る
- 長所を認める
などの方法があります。 できることから実践して、より自分らしい人生を目指しましょう。