タレントの王林が、4月23日にスタートする福山雅治主演のTBS系日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(毎週日曜21:00~)に出演することが6日、発表された。
本作は、アメリカから期間限定で交換留学生として来日した全盲のFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(福山雅治)と、皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗役(大泉洋)が、凸凹バディを組んで難事件に挑んでいくバディドラマ。黒岩勉氏が脚本を手掛ける。
また、無敵のバディを支える最強チームメイトらが続々と発表されており、捜査一課の刑事で心太朗の甥・護道泉役には永瀬廉(King & Prince)、捜査分析センターの分析官・吾妻ゆうき役には今田美桜、捜査一課のメンバーに松尾諭、今井朋彦、奥智哉、彼らを束ねる女性警部補・佐久良円花役に吉田羊、心太朗の父・護道清二役に寺尾聰、心太朗の兄・護道京吾役に上川隆也が決定している。
そしてこのたび、無敵のバディを支える最強チームメイトの1人として王林の出演が決定した。青森県出身で、今もなお青森在住という“青森愛”で知られている王林。津軽弁でのトークやその天然ぶりで人気を博し、最近ではバラエティ番組のレギュラーも務めている。一方で、高身長を生かしてモデルとしても活動、またバラエティ番組で抜群の歌唱力を披露するなど、様々な魅力でお茶の間を魅了しているタレントだ。
そんな王林が、今回本格的な女優業に初挑戦し、新たな一面を見せる。女優業初挑戦にして日曜劇場初レギュラーの王林が演じるのは、アメリカから来日した皆実が日本にいる間滞在するホテルのバトラー・難波望海(なんば・のぞみ)。天真爛漫で心太朗の塩対応にもめげない強心臓を持ち、細やかな気配りで皆実の日本での暮らしを支える。ホテルのスイートルームで繰り広げられる皆実と難波のやりとりは、捜査中の緊迫した雰囲気とは正反対の和やかな時間に。王林が福山や大泉とどのような芝居を繰り広げるのか注目だ。
■王林
ドラマに出るのは初めてで、出演が決まったときは「どうして私なの?」と。光栄だなという気持ちの何倍も「大丈夫なのか?」という心配はありました。
今回私は、福山雅治さん演じる皆実が滞在しているホテルのバトラー役として出演させていただきます。バトラー役は難しいです。立ち方も飲み物の注ぎ方も一つ一つの所作が全部決まっていて、監修の方に教えていただきながらなので演技の余裕もなく・・・。「バトラーとしてこれから私は生きていくんだ!」というふうに思ってしまうくらい、バトラーとしての正しい動きを教えていただきながら頑張っています。
福山さんは、バラエティのイメージもないですし、「本当に実在するのか?」って思っていました。けれど、今回目の前にしてみるとやはりかっこいい! 現場では(福山の出身の)長崎と青森のトークをさせていただいたりと、すごく歩み寄ってくださいます。親しみやすく、こんなに気遣って話していただけてうれしいです。
大泉洋さんは・・・私は青森にある自分の事務所の社長から「お前は大泉洋になるんだ!」と小さい頃からずっと言われ続けていたのもあって、本当に尊敬する人。こうやってすごい方々と一緒に時間を過ごせているのがうれしいです。
私が出てくるホテルでのシーンは、特に人間味があふれるシーンが多くて、クスクス笑わないように毎回気をつけながら演技しています。それと同時に、物語がその後どうなっていくんだろうっていう気になる会話がいっぱいあって・・・。私はホテルの部屋にしか登場しないので、そこでのみなさんしか知らないんです。外で頑張っているみなさんを、ドラマを観て確かめられるのを楽しみにしています!
■編成プロデュース・東仲恵吾
王林さんのチャーミングでクールなところがとても魅力的だと思い、難波役をお願いしました。ドラマ初出演ということで、最初にお会いしたときに本読みをしましたが、そのときは緊張されていてセリフも辿々しかったのですが、撮影では堂々とした演技を披露してくれました。
王林さんが出てくるホテルのスイートルームは、福山さん大泉さんの丁々発止でアドリブも出てくるのですが、そこに臆することなく王林さんらしさ全開で演じてくれています。想像つかない化学反応を起こした、楽しめるシーンになっております。ぜひともお楽しみください。
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