テレビ東京は24日、月曜プレミア8『さすらい署長 風間昭平スペシャル 富士山河口湖殺人事件』(20:00〜)を放送する。

  • 左から戸塚祥太、北大路欣也

    左から戸塚祥太、北大路欣也

『さすらい署長』は北大路欣也・主演の人気シリーズ。全国各地の警察署を渡り歩き、ワンポイントリリーフの警察署長を務めている風間昭平(北大路欣也)が、警察内部から“さすらい署長”と陰口を叩かれながらも、赴任先で数々の難事件を解決していくヒューマンミステリー。2003年の第1作から20周年の節目となる本作の舞台は、霊峰富士に抱かれた山梨県・富士五湖周辺で、連続殺人事件の真相を突き止めるべく、美しい景色の中をさすらい署長が奔走する。

16弾となる今回は、地元有力者のパーティに招待された風間が市議会議員に紹介されたITコンサル会社社長・笠松瑛太役に戸塚祥太(A.B.C-Z)が決定。「山梨の坂本龍馬」と評価されるほど周囲からの信頼も厚い、聡明な若手経営者を演じる。

また新たな赴任先・富士中央署に所属するメンバーにも個性的な面々が。自己肯定感が低い若手刑事・松島翔太役に三浦りょう太、検挙率No.1だがとっつきにくい敏腕刑事課長・安藤光役に山田純大、小さな事件が大好きな叩き上げのベテラン刑事・飯塚五郎役に田中要次。 ひょんなことから風間が出会う山梨県水産技術センター客員教授・西岡秀美役に黒谷友香、地元を牛耳る衆議院議員・松平太一郎役に平泉成が登場。その他、石垣佑磨、中本賢、斉藤暁、石倉三郎、なべおさみが出演する。

北大路欣也 コメント

毎回訪れる土地が違うので、いろんな出来事がありますが、今回は富士山河口湖という素晴らしい自然の中で、「何かを裁く」「警察」という雰囲気よりは、その間を取り持って、いい方向に向かってみんなが進めるような仕事をしているという雰囲気です。ワンポイントリリーフなので、そういった時に駆り出される、物事を臨機応変に解決できる、ある才能を持っている主人公・風間昭平という感じです。どんな大きな事件でも小さな事件でも全身全霊で輪を組んで取り組むというのが風間昭平のテーマです。事件というものは、大きいものも小さいものも我々の周りにありますが、それを皆さん感じながら毎日生きています。しかし、それに直接的に触れ合うのは警察という職業で、その覚悟は署長を始め、刑事さんたち皆が思っています。美しい富士山の大自然の中で、もし自然を汚すような事件が起こってしまったら申し訳ない、今回のセリフの中でもありますが、「我々日本人のふるさとである」という思いがあるので、毎日ロケで富士山の美しい姿・情景を見ながらこのドラマを進行しました。物語は事件を解決するというテーマですが、そういう大自然に我々は放り出されている、その大自然の中でそれぞれの思いを持って生きているんだと思います。
今回の『さすらい署長風間昭平スペシャル』は富士山の河口湖で色々な事件が起こります。それに向かって私たち良き仲間が果敢に攻めるのではなく、挑戦して色んな出来事をまとめていきたいという情熱を持って、みんなでこの作品を作り上げました。きっと楽しんでいただけると思います。

戸塚祥太 コメント

まずはこれだけの歴史のある作品に自分が参加できたことが大変光栄に思っております。北大路さんは本当に懐の深い方で、自分の演技を受けてくださりました。また共演者の方々やスタッフさん、作品との向き合い方など、北大路さんのすべての立ち振る舞いにすごく勉強になるものがありました。印象に残っているシーンで言うと、どのシーンを撮っていても富士山がすごくキレイに見えています。各シーンの至る所にキレイな富士山が見えていると思いますし、河口湖のすぐ近くでの撮影もあったので、さざ波の音であったり自然の画や音を楽しんでいただけたらと思います。大人のミステリー作品で、物語の最後まで目が離せない展開の連続になっています。僕自身の活躍ももちろんですが、物語全体でしっかり楽しんでいただけたらと思います。

山鹿達也プロデューサー(テレビ東京制作局ドラマ室) コメント

2003年に第1作が放送されて今作で20年。『さすらい署長』シリーズの魅力は、北大路欣也さん演じる風間署長が風光明媚な自然と地元の人たちと触れ合い、難事件を解決する謎解きだけでなく、その裏にある人間の業に迫るヒューマンドラマにあります。今回は富士山の麓、山梨県河口湖に赴任した風間署長が、不可解な連続殺人事件の裏に隠された人間ドラマを紐解いていきます。風間署長が変化をもたらす地元刑事たちの群像劇と事件の謎解き、そして人間ドラマを、美しい富士山と共に楽しんでいただけたらと思います。北大路さんは晴れ男で、撮影中は見事な富士山が顔を出しました。お楽しみに。

(C)テレビ東京