最近はスマホやタブレットが普及したことで、子どもたちもYouTube動画などを楽しむ機会が増えてきました。しかし、あまりに熱中しすぎるのも親としては心配なようで……。

現在ツイッターでは、こんなユニークな“対策”が示され、まさに名案だと話題になっています。

  • ※画像はイメージです

娘のYouTube視聴が止まらない。

自分で制御できなくなったので妻と話し、娘に1日2時間のYouTube視聴を"義務付けた"
毎日必ず2時間観て内容と感想の報告を行うよう指示。

娘は最初喜んだが1週間もせずに根を上げた。楽しい事も義務にされると苦痛になるとの事。
今はYouTube以外の遊びを取り入れている。
(@Crystallineazu1より引用)

投稿主は「くり(@Crystallineazu1)」さん。娘さんがYouTubeに夢中になり、自分自身で視聴時間を制御することが難しくなくなってしまったそう。

そこでくりさんはご夫婦で話し合い、なんと娘さんに毎日必ず2時間YouTubeを見て、その内容と感想の報告を義務付けたのだとか。当然、当初は娘さんも喜んでいたようですが、1週間も経たずに根を上げてしまったそうです。

確かに、「趣味は仕事にしてはいけない」という言葉もあるように、どんなに楽しいことでも“義務”として強制されると苦痛になってしまいますよね。そんな人間の心理はここでも上手く作用したようで、娘さんも今はYouTube以外の遊びもするようになったのだとか。

この逆転の発想は大きな反響を呼び、ツイートは6.4万件のいいねを獲得(3月24日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「なるほど! 義務化!! 大人でも義務化されると急に楽しさが半減しちゃったりする事ありますもんね」

「視聴の義務と報告ですか 発想がすごい」

「義務にする!! 目から鱗でした!! 子育てには、頭の柔らかさが本当に大事ですね」

「時間制限はやってますが内容と感想の報告とは…!! すごいかしこい!! 」

「ウチの小4娘は喜んで乗り切りそうです! オタク街道まっしぐらなので」

また、ツイ主のくりさんはこのようにもお話しされていました。

視聴時間の制限をかけると、かえって渇望感が増すので、一度飽和状態にしてから、YouTube意外の楽しみに導いていきました

お陰様で、今は長女はYouTubeをスキマ時間に観る程度にしており、まとまった時間は読書や工作、スマルゼミでの学習ゲーム等の他の遊びで楽しんでいます
(@Crystallineazu1より引用)

まら、「義務付けた内容はどんなジャンルでもOKなのか」という質問に対しては、このように答えていました。

内容は大体ゲーム実況と有名アニメのパロディと相場は決まってましたので、ジャンル指定はしませんでした

でも、ただ見流すだけなら楽なのですが、内容や感想を考えながら観させられるのが苦痛だったようです
(@Crystallineazu1より引用)

ツイ主さんに聞いてみた

この素晴らしい名案はどのようにして生まれたのでしょう? ツイ主のくりさんにもう少し詳しい話をお聞きしました。

ーーお子様のご年齢を教えていただけますか?

ツイートに登場する娘は8歳の小学2年生です。下に4歳年少の妹がいます。

ーーどのようなジャンルの動画に夢中になっていたのでしょう?

主にゲーム実況と有名アニメのパロディ動画(創作ストーリーや「踊らせてみた」系です)を中心にザッピングしている様子でした。特定のコンテンツに夢中になるというよりかは、色々な動画をたくさん観たいという感じでした。

ーーこの対策はどのようにして思いついたのでしょうか?

妻と話し合う中で段々と固まっていきました。元々知識があった訳ではありませんが、ずっと前に「ゲームを辞めさせるのにゲームを取り上げるのは逆効果。むしろゲームを義務化させると良い」というのをうっすら聞いたことがあったので、それをヒントに妻と話し合いを重ねていったところ、今回のような実践に至りました。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?

率直に言って驚いています。例えば「視聴時間を制限する」というアイデアは誰もが最初に思いつく事ではあると思います。しかし、発想を逆転させて、むしろ「長時間の視聴を義務化させ、内容等を報告させる」というアイデアがコロンブスの卵的な視点だったので、目から鱗の親御さんが多かったのかもしれません。

しかし、これはあくまでも我が家の娘の年齢や性格及び依存の程度、本人の自覚等々、様々な要素を勘案した上で考えられたやり方ですので、他のご家庭のお子さんにまで推奨しているわけではありませんのでご了承ください。あくまで参考程度にしていただくと幸いです。


やはりしっかり我が子と向き合って、ひとりひとりに合った方法を見つけることが大切なんですね♪