JR草津線で活躍した113系・117系が、3月末をもって草津線の運用から離脱するという。草津駅の改札内連絡通路(改札口からスロープを下った先の跨線橋内)にて、草津線などを走った113系・117系の写真展が行われている。

  • 草津線の普通列車に使用される緑色の113系

草津線は東海道本線(琵琶湖線)の草津駅から、近江鉄道および信楽高原鐡道と接続する貴生川駅を経て関西本線の柘植駅に至る路線。国鉄時代の1980(昭和55)年に電化されて以来、113系をはじめとする近郊形電車がおもに運用されてきた。現在、草津線や湖西線を走る113系・117系は「京都地域色」と呼ばれる緑色の単色塗装を車体に施している。

113系・117系が草津線の運用から離れることを受け、草津駅の改札内連絡通路で写真展が始まった。「京都地域色」の113系・117系をはじめ、オレンジ色・緑色の「湘南色」や、かつての「更新色」をまとった113系の写真も見ることができる。写真展のパネルにて、113系・117系が運用離脱した後の草津線について、「今後は、その役割を221系や223・225系に譲って、草津線を走り抜けてまいります」と紹介されていた。

  • 草津線を走る113系も間もなく見納めに

なお、「京都地域色」の113系に関して、4月13~18日に京都鉄道博物館で特別展示を行うことも発表された。本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアに4両編成の113系を展示し、中間車両(モハ113-5716・モハ112-5716)の車内公開なども行う予定。JR西日本吹田総合車両所京都支所所属の113系が「まもなく運用を終了する予定」であることも発表されている。