JR西日本が3月18日に実施したダイヤ改正後、小浜線などで活躍している125系が舞鶴線の普通列車にも使用されるようになった。日中時間帯、113系とともに福知山・綾部~東舞鶴間(綾部~福知山間は山陰本線)を往復する運用に就いていた。

  • 東舞鶴発福知山行の普通列車に使用される125系

125系は小浜線と加古川線の電化開業(2003~2004年)を機に登場。223系2000番代をベースに、アーバンネットワーク用車両としての基本性能を踏まえた上で、省エネルギーの推進、ワンマン運転対応等の運行効率の向上、バリアフリーにも配慮した快適性を備え、1両でも走行可能な両運転台の直流電車として製造された。

過去には舞鶴線でも125系を使用する列車があったとのことだが、今回のダイヤ改正が行われるまで、舞鶴線の普通列車は113系などで運転され、125系を使用する列車は朝および夜間に小浜線から乗り入れる西舞鶴駅発着の上下各1本のみだった。ダイヤ改正後、舞鶴線で125系が普通列車に使用されたことを受け、「17年ぶりに125系の舞鶴線・山陰線運用が復活」とSNS等で話題になった。

  • ダイヤ改正後の平日日中時間帯、125系と113系が普通列車の運用に就いていた

平日の日中時間帯、舞鶴線の普通列車は125系と113系がそれぞれ2両編成で運行されていた。125系の普通列車に乗車すると、車内は地元の学生たちが多く乗車していたほか、綾部駅で特急列車から乗り換えてきた人もいた様子。113系と比べて軽快な走りだったが、駅が近づくたびに運転台から繰り返し聞こえる「所定停目、2!」の音声が耳に残った。