日本テレビが、タテ読みマンガ市場に参入する。今月から3作品を、まんが王国、LINEマンガ、コミックシーモアなどで配信する。
23日からLINEマンガで配信開始となる『人類討伐』は、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『コントが始まる』のプロデューサー・福井雄太氏が描く、ゾンビ×人類のダークファンタジー。ZO歴0年、村唯一の医者である“ランドル”が、村に謎のウイルスが蔓延しているという事実に気付く。感染した村人たちは次々に“Z”と称されるゾンビとなり、そして人類はZの生みの親「α(アルファ)」と戦うことになるという時代を超え、人々の希望をつないでいく壮大なストーリーとなっている。
2つ目の作品は、『優秀魔法高校生の異世界改革記』。タテ読みマンガで人気のジャンル、異世界転生ものを描いた作品だ。科学と魔法が混在する世界から物理攻撃至上主義がまかり通る世界へと転移した主人公たち。果たして彼らは世界を変えられるのか…。
もう1つは、人気俳優が出演する番組『ろくにんよれば町内会』から生まれた企画で、橋本祥平が原案を担当した『魔氷の誘惑』。フィギュアスケートの選手として伸び悩んでいた主人公は、悪魔の振付師と契約を結び自分の大切なものを差し出すことで、結果を手に入れていく。栄光の為に悪魔との取引に溺れていく主人公の物語だ。
日本テレビは、ドラマや映画などを制作するクリエイターが企画制作に関わり、同局が原作IPを保有する形で、新しいマンガフォーマットの市場を開拓すると共に、世界に通じるエンタメビジネスを生み出すことを目指すとしている。4月以降も日本テレビのクリエイターが制作する作品を、複数の制作スタジオ、配信プラットフォームと協業し、配信していく予定だ。