たなべみかの単行本「登拝女子と山伏さん」が本日3月20日に発売された。
同作は、作者の霊山登拝の体験を描くコミックエッセイ。占い師に「将来自殺する」と宣告された過去を持ち、都会での一人暮らしに煮詰まっていた作者は「この状況を変えたい」と霊山への登拝を始める。登拝を繰り返す中で霊山めぐりの案内を申し出てきた山伏と出会い、なんと交際0日で結婚することに。ネガティブな考えを払うために念仏を唱えながら山を登ったり、開頭手術の恐怖に打ち勝つために歩き遍路をしたりする中で、作者の心境や考え方が変化していく。山伏との霊山登拝のエピソードを通して、普通の登山と霊山登山との違いや、「霊山とは何か」を伝える作品だ。