元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也氏が17日、YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』に出演。動画「【WBC速報】侍ジャパン5大会連続4強入り! 大谷翔平、ダルビッシュ有の豪華リレーで快勝! 準々決勝イタリア戦を里崎が詳しく解説します。」内にて、大谷翔平が「ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)」イタリア戦で見せたセーフティーバントについて語った。

里崎智也氏

3回裏の攻撃について、「近藤(健介)のフォアボールね、選球眼がいい」「大谷がなんと三塁線への意表をつくセーフティバント」と振り返る里崎氏。イタリア代表が「サードがショートを守ってるくらい、サードががら空き」と大谷シフトの守備体制をとっていたことに言及しつつ、「ニッポン放送で解説しながら、『サードにセーフティーしたら絶対セーフやな』『でも大谷じゃしないよなあ、ホームラン打ってくれたほうがいいもんな』と思ってたら、なんと初球に意表をつくセーフティーバント!」と驚いたそうだ。

続けて、「メジャーリーグ通のAKI猪瀬さんに聞いたら、メジャーでも全打席のうちに2回ぐらいセーフティ試みたことあるらしいんだよね。でもそんな常にやるわけじゃない」と前置きした上で、「それを見た時に、やっぱり大谷翔平が『なんとしても勝ちたい』『自分の成績よりも勝ちたい』『世界一になるんだから、準々決勝で負けてられないんだ』っていう、チームの勝利を優先させる打席だね。俺はそう読み取った」と分析していた。