スズキは大型バイク2台を日本で発売する。スポーツアドベンチャーツアラーの新型「V-STROM(ブイストローム) 800DE」とストリートバイクの新型「GSX-8S」で、発売日は3月24日だ。

  • スズキの新型「V-STROM 800DE」

    スズキが大型バイク発売!

量産二輪車初の技術を採用

新型「V-STROM 800DE」と新型「GSX-8S」は幅広いユーザー向けに毎日の移動からツーリングまでの利便性を両立した軽量で扱いやすい800ccクラスの新型モデルとして開発した。エンジンは775cm3並列2気筒エンジンを新設計。量産二輪車で初めてクランク軸に対して90度に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用し、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現したという。

V-STROM 800DEには、さまざまな走行シーンに対応する電子制御システム「S.I.R.S」(スズキインテリジェントライドシステム)を搭載。トラクションコントロールシステムに専用のGモードを設定した。調整式の前後サスペンション、大径21インチのフロントホイール、前後にセミブロックパターンのタイヤなども採用している。外装はV-STROMシリーズ共通のイメージを維持しながらもシャープなスタイリングとし、タンクの下まわりやフロントカウルの先端部分にアクセントカラーを使用した。

  • スズキの新型「V-STROM 800DE」

    スズキの新型「V-STROM 800DE」

GSX-8Sは「S.I.R.S」に出力特性を3つの中から選択可能な「SDMS」(スズキドライブモードセレクター)を採用。3段階から選択可能なトラクションコントロール、双方向クイックシフトシステムなども取り入れることで、さまざまな走行シーンやスキルに対応した。軽量アルミ製スイングアームにより操縦性も向上させている。デザインではショートマフラーに加え、エンジンやシートレールを露出させることで機能部品を美しく見せ、時代を先取りした斬新な独自性のあるスタイリングを目指した。

  • スズキの新型「GSX-8S」
  • スズキの新型「GSX-8S」
  • スズキの新型「GSX-8S」

価格はV-STROM 800DEが132万円、GSX-8Sが106.7万円。スズキはこれら2台のバイクを3月~4月にかけて大阪、東京、名古屋の3カ所で開催されるモーターサイクルショーに出品する。