会社員として働いていると、仕事が思うようにできず、会社を辞めたくなる瞬間が誰しもあるはず。

そんな悩みを抱えた部下と上司のやりとりが今、ツイッター上で話題になっています。

  • ※画像はイメージです

部下が「自分は仕事ができず人に迷惑かけてしまうのが嫌なので退職します」と言いだした。
 
上司が「人は生きてるだけで誰かに迷惑かける。お前の迷惑の面倒は俺が見る。お前も誰かの迷惑の面倒を見ろ」とカフェの隣席で話すサラリーマン2人。
 
その直後、上司がアイスコーヒー倒して部下に迷惑かけてた
(@OKU_MAYAより引用)

投稿主は「オクシン(@OKU_MAYA)」さん。ツイートには、オクシンさんが訪れたカフェの隣の席に座っていたビジネスパーソンたちの人間模様が描かれていました。

曰く、「自分は仕事ができず人に迷惑かけてしまうのが嫌なので退職します」と言う部下に、上司が「人は生きてるだけで誰かに迷惑かける。お前の迷惑の面倒は俺が見る。お前も誰かの迷惑の面倒を見ろ」と諭していたそうです。

なんといい上司でしょう。きっと、部下もその言葉に感動し、再びやる気を取り戻したに違いない……と思いきや、なんとその直後に上司がアイスコーヒーを倒し、さっそく部下に迷惑をかけていたとのこと!!

ついさっき自分で話していたことを上司自らが体現してみせるとは、なんとも見事なオチ。

こうなると部下は、「お前の誰かの面倒を見ろ」というアドバイスをさっそくこの場で実行に移すことができます。部下は仕事で人に迷惑をかけてしまうと悩んでいたのに、逆に上司に迷惑をかけられることで、お互いに助け合う構図が自然とできあがったことに。

ツイ主のオクシンさんはこの上司と部下の様子をみて、このように感じたそうです。

誰にも迷惑をかけてないと言い切る人もいるけど、生まれたときから1度も誰かに迷惑をかけたことがないのかと問いたくなる。世界は迷惑の掛け合い、親切のし合いで出来てるなと隣の席で話に聞き耳を立てていた。良いこと言うカッコいい上司だなと思った矢先にアイスコーヒーを倒した。
 
上司がワザと倒したのか、不注意だったのかは謎。どちらだったのかは、その上司のみが知ることで知る必要性がない。ただ、出来事として面白かった。
 
部下がすぐに店員さんに駆け寄り。「すいません。飲み物を倒してしまったので拭くものありますか」と聞いてる。部下の状況把握からの対応スピードが早かったので仕事ができないはずがないと感じた。個人的な意見だけど仕事にも向き不向きがあると思っている。適材適所は大切と良くいうけど難易度は高い。
 
話をまとめると学べる教訓は2つ。人は人に迷惑をかけてしまうから、自分も誰かの迷惑の面倒を見れば良いということ。あとは自分みたいに聞き耳を立ててる人がいるため公で話をするときは注意が必要ということだと思った。
(@OKU_MAYAより引用)

この部下と上司のエピソードは大きな反響を呼び、ツイートは5万件のいいねを獲得(3月17日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「上司のギャグセンスの高さを感じましたw」「即行動で示す上司の鏡ッッッ」「オチが最高過ぎました」「不器用な愛が伝わる、素敵な上司さんですね」「完璧な人なんていませんもんね。少し抜けてるくらいがお互いに心地良いですよね。もちろん、頑張ることは大前提ですが♡心の余裕が大切ですね」

また、部下の方と同じような悩みを持っていた方からは「今、自分も部下の方と同じ事で悩み、色々な形で決断しようとしていました。ですがこの文章を見て少し思い留まるという決断をしていました。この判断をする機会を頂けた事に感謝しています」といった声も寄せられました。

ツイ主のオクシンさんは、今回のツイートが大きな反響を生んでいることについて、

「追記にも少し記載がありますが、上司がワザとアイスコーヒーをこぼしたのではないかというコメントがありました。確かにそれも気になるところではありますが、隙がある上司というのはどこか助けたくなる要素があったりすると考えています。

完璧な人などはいなく、良く言われてることかもしれませんが社長は社長という役割、上司は上司という役割だと思っています。頼りになるときとそうでないときがあり、この人と一緒に仕事をしたいと思わせる上司も1つの良い例なのだと思いました」

……と、お話ししてくださいました。

オクシンさんのおっしゃる通り、完璧な人などはいないはず。職場のチームは本来、助け合える仲間でもありますから、お互いに頑張りながらも人に頼り・頼られるくらいが丁度良いのかもしれませんね♪