新たな解釈でシティポップをアップデートするプロジェクト『TOKYO CITYPOP CANDY』初のオリジナル楽曲「Candy Night」が2月24日にリリースされたことを記念して、そのローンチパーティーが同日、都内にて行われた。

  • 左から夕七、TeddyLoid、Carlos K. =17LIVE提供

パーティーは、シティポップ・レゲエシンガーとしても活動するナツ・サマーの DJ プレイからスター ト。80’sの J-POPを中心に超マニアックな隠れた名曲を随所に挟んで、シティポップ好きの心を揺さぶりながら、会場を80年代にタイムスリップさせた。プレイ中の曲のレコードジャケットを前面に置いて見せる演出も。

続いて、iyoのミニライブ。「今日のために曲を用意しました」と、新曲「where you are」を披露したのち、「僕が恋愛で失敗した時に作った曲で、その時の心情をそのまま書いたんですけど、今聴いてみると、また違って聞こえるかと。自由に受け取ってもらえればな、と思います」と話し、「ずっと」を歌い上げる。ラストは昨年10月にリリースしたデビュー曲「Feel Like」をパフォーマンスした。

そして、今回のメインイベントである夕七のステージ。『TOKYO CITYPOP CANDY』のメインボーカル である彼女はこの日が初ライブだったが、イベント前には「(緊張は)してないです。会場の雰囲気が良くて、すごく楽しみ」と目を輝かせていた。

Youtubeで30万回再生され、代表曲とも言える「真夜中のドア〜stay with me」を1曲目に披露したあとは、自己紹介へ。「普段は 17LIVEで歌の配信をしています。鹿児島の奄美群島から一昨年の春に歌手を目指して上京してきました。先々月に二十歳になったばっかりなんですけど、今日が人生で初の生ライブなんです」と伝えると、会場からは大きな拍手が。「MCとかも初めてで噛み噛みなんですけど、最後まで皆さんと楽しい時間を過ごせたらいいな、と思ってます」と自己紹介を締めくくり、2曲目に「フライディ・チャイナタウン」を、最後に初オリジナル曲「Candy Night」を歌った。

その後、「TeddyLoidさんの今夜限りのシティポップ DJ セットです! 楽しんでくださーい!」との夕七の力強いフリで、『TOKYO CITYPOP CANDY』のプロデューサーでもある TeddyLoid の DJ タイムがスタート。SE やスクラッチを駆使した世界水準のプレイで大いにフロアを沸かせた。

1時間のスペシャルDJの後は、アートディレクター&グラフィックデザイナーで、DJとしても活動する横山龍介がクローズ DJ タイムを担当。90年代から東京のClubカルチャーと共にキャリアを積み重ねている彼ならではの80-90’sクラシックを中心にした選曲。サンプリングネタ繋ぎなど深い知識が伝わるプレイで、深夜まで会場を盛り上げた。