テレビ朝日系では、ドキュメンタリー特番『ANN 報道特別番組 東日本大震災から12年~未来へ つなげる~』をきょう11日(14:30~)に放送する。

  • 佐々木朗希=テレビ朝日提供

2011年3月11日、日本を襲った未曾有の災害から12年。被災地の今と“つなげて”あの日を思い出す、被災者に寄り添って心を“つなげる”、そして、東日本大震災、関東大震災の2つの悲惨な経験を防災に“つなげる”――番組では“つなげる”をキーワードに被災者、被災地の今を取材する。

現在開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍している佐々木朗希投手の12年にも迫る。昨年日本プロ野球史上最年少で完全試合を達成し、侍ジャパンでも活躍するなど、日本野球界のエースに成長した佐々木は、9歳のとき地元の岩手・陸前高田市で被災し、最愛の父と祖父母を亡くした。番組では佐々木だけではなく、彼を小・中学校時代から知る大船渡高校時代のチームメイト2人にもインタビュー。2人は佐々木について震災の経験を語ることも弱音を吐くことも一切なかったと明かし、つらい時期に野球に打ち込むことで自らを奮い立たせていたのではないか、と語る。そのほか、佐々木が強豪校の誘いを断って大船渡高校への進学を決めた理由など地元への熱い思いも明らかに。佐々木は次世代の子どもたちに向けて、何を“つなげて”いこうとしているのか。