小さめの荷物を送りたいときに便利な「ネコポス」。その手軽さから、フリマアプリで商品を発送する際にもよく使われています。

本記事ではネコポスを初めて利用する方に向けて、ネコポスの箱の入手方法や利用時の注意点などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ネコポスとは

  • ネコポスとは

ネコポスは、基本的にヤマト運輸と契約を結んでいる法人や個人事業主を対象としたサービスですが、メルカリやヤフオクなど提携しているフリマアプリ・ネットオークションを介したものであれば個人でも利用することができます。

ネコポスの料金

荷物を発送する上で気になるのは、やはり料金ですよね。通常の宅配便は距離によって料金が異なり、遠方に発送するとその分だけ料金は高くなってしまいます。

しかし、ネコポスの場合は全国一律料金です。金額は提携先によって異なり、主なサービスでは以下のように設定されています。

【メルカリ】……210円
【ヤフオク】……出品者負担の場合:170円、落札者負担の場合:210円
【PayPayフリマ】……170円
【ラクマ】……200円

(※2023年3月6日時点の情報。すべて税込み)

ネコポスで送れるサイズ・重量

ネコポスで発送できる荷物のサイズには上限があり、縦31.2cm×横22.8cm以内、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内となります。ただし、一部のフリマアプリやネットオークションでは厚さ3cmまで対応可能です。詳細は各サービスの公式サイトで確認しましょう。

また、注意しなければならないのが、発送できる荷物のサイズには上限だけでなく下限もあるという点。縦23cm×横11.5cmを下回るものは配送不可となるので気をつけてください。

配達までの日数

配達までの日数は、ヤマト運輸が提供している通常の宅急便と同様です。基本的には一部地域を除いて翌日配達も可能となっていますが、距離によって異なるので、不安な方は事前に確認しておくといいかもしれません。

ネコポスの箱ってなんでもいいの?

  • ネコポスの箱ってなんでもいいの?

ネコポスは、宅急便コンパクトのように指定の箱が用意されているわけではなく、先ほど紹介した規定サイズ内であれば市販の箱や段ボール、封筒などを利用して発送が可能です。

つまり規定のサイズ内であれば、基本的に箱は何でもOKということになりますが、やや特殊なサイズなので、家にある余った段ボールなどを利用することは難しいかもしれません。

しかし、コンビニなど手軽に購入できる場所でネコポスに適した箱が販売されているので、家に適したサイズの箱がない場合は、こちらを利用するのがおすすめです。

ネコポス用の箱が購入できる場所

  • ネコポス用の箱が購入できる場所

ここでは前述で紹介した、ネコポスに適した箱が購入できる場所を紹介します。

コンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート)

セブンイレブンとファミリーマートでは、ネコポス用の段ボール箱が販売されています。購入できるのは、メルカリのロゴが入ったタイプのものです。

100円ショップ

ダイソーやセリアなどの100円ショップでもネコポス対応の箱が販売されています。コンビニよりも種類が豊富で、段ボール箱だけでなくクッション封筒なども購入可能です。

ダイソーでは、コンビニと同じくメルカリのロゴが入ったタイプも取り扱っています。

ネコハコ(ヤマト運輸の公式ECサイト)

ヤマト運輸が公式で運営している梱包資材のオンラインショップ「ネコハコ」でも、ネコポス用の箱が購入できます。10枚、30枚、50枚など、まとめて販売されているので、使う機会が多い方に便利です。

メルカリストア

フリマアプリ「メルカリ」が運営する「メルカリストア」でもネコポス用の箱が販売されています。

メルカリのロゴが入ったネコポス用段ボール箱のほか、クッション封筒も購入可能です。 メルカリアプリの出品タブから「オリジナル梱包材を見る」をタップすると表示されます。

ネコポス利用時の注意点

  • ネコポス利用時の注意点

最後に、ネコポスを利用する上での注意点を3つのポイントにわけてご紹介します。

配達日や時間の指定は不可

ネコポスでは基本的に通常の宅急便と同じ日数で配達することができますが、宅急便のように配達日や時間の指定はできません。ただし、ネコポスはポストへ投函されるので日時指定ができなくても困ることはないでしょう。ポストへの投函が不安な方は、宅急便など別のサービスの利用を検討してみてください。

ネコポスで送れないものもある

ネコポスでは、規定のサイズ内であれば衣類やアクセサリーなどさまざまなものを発送できますが、送ることができないものもあります。具体的には、現金や小切手などの有価証券、クレジットカードやキャッシュカード、再発行が困難なパスポートなどの書類、信書なども送ることができません。

ネコポスを利用する際は、送ることができるかどうか事前に確認するようにしましょう。

ポストに投函できない場合は手渡し

ネコポスの荷物は基本的にポストへ投函されますが、箱のサイズに対してポストのサイズが小さく投函できないケースもあります。このようにポストに投函できなかった場合は、宅急便などと同じように不在連絡票が投函され、手渡しでの再配達となります。

ネコポスの箱は手軽に入手できる!

ネコポスはコンビニや100円ショップなど身近な場所で適した箱を購入できるので、手軽に荷物を送ることが可能です。

フリマアプリやネットオークションなどで発送方法に迷ったときは、ぜひネコポスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。ネコポスを利用する際は、今回ご紹介した注意点に気をつけてくださいね。