――こんなドラマ枠に出演したいなど、具体的な目標はありますか?

好きな漫画が実写化されるときに参加したいと思っています。『薫る花は凛と咲く』という作品が、イラストからストーリーからすべてが素敵で、この作品が実写化されるときはエキストラさんでもいいから出たいです!

――ちなみに、女優業をやっている中で行き詰まったことや壁を感じたことは?

あります。体重管理はずっと自分の中で壁ですね。太りやすくて。運動と食事制限で管理していますが、頑張らないといけないなと思っています。

――女優ではない道に進みたいと思ったことはありますか?

ほかにやりたいことができたわけではなく、いったん中断してほかにやりたいことを探したいという時期はありましたが、今は固まっています。

――ほかにやりたいことを探したいと思っていたのは『トットちゃん!』の前ですか?

中学校に入ってからもそういう時期はありましたが、『大豆田とわ子と三人の元夫』あたりからギュッと固まってきました。『大豆田とわ子』は反響もすごくて、私の中ですごく素敵な作品なんです。あの作品に携わることができたのが大きかったなと思います。

――そして、『ちひろさん』『どうする家康』への出演で、さらにやりがいが増しましたか?

そうですね。素敵な作品に参加することができ、有村さんをはじめ素敵な方々とご一緒することができ、これからも頑張っていきたいなと改めて思いました。

■豊嶋花
2007年3月27日生まれ、東京都出身。2008年、1歳のときから芸能活動を開始し、数々のドラマや映画に出演。主な出演作は、連続テレビ小説『ごちそうさん』、大河ドラマ『八重の桜』、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』『キッドナップ・ツアー』『トットちゃん!』『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』、映画『外事警察 その男に騙されるな』『真夏の方程式』『恋妻家宮本』など。2021年に放送された『大豆田とわ子と三人の元夫』では、大豆田唄を演じ一躍注目を集める。その後、ドラマ『みなと商事コインランドリー』『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』などに出演。『瑠璃も玻璃も照らせば光る』ではドラマ初主演を務める。現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』にたね役で出演。Netflix映画『ちひろさん』(2月23日世界配信&全国劇場公開)でオカジこと瀬尾久仁子役を演じた。

ヘアメイク:石川奈緒記 スタイリスト:岡本純子