JAFは2月17日、警察庁と合同で実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。調査は2022年10月11日~12月3日、全国885箇所(一般道路781個所、高速道路等104個所)、約36万台のデータを集計した。
全国885個所にてシートベルトの着用状況を調査したところ、後部座席(以下、後席)でのシートベルト着用率は、一般道路で42.9%(前年同値)、高速道路で78.0%(前年比+2.3ポイント)となり、高速道路の後席における着用率は、2002年の合同調査開始以来、過去最高となった。
一方で、運転席の着用率は一般道路で99.1%(前年同値)、高速道路等で99.6%(前年同値)、助手席においてもそれぞれ95%を超える結果に。シートベルト着用が義務化されてから10年以上経ったが、依然として後席の着用率は低く、中でも、一般道路における着用率は半数を下回る低さに。改めて、後席でのシートベルト着用の重要性が十分に浸透していないことがわかった。
こうした結果を受け、JAFでは、特設サイト「後席シートベルトの安心力」を公開。正しい着用方法やスムーズにシートベルトが着用できる豆知識、着用しない場合の危険性などについて、動画や画像でわかりやすく解説している。