東急電鉄は、相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線・東急新横浜線)が開業する3月18日のダイヤ改正に向け、東急新横浜線の駅を含む改正後の各駅時刻表を同社サイトに公開した。

  • 東急新横浜線の開業を前に、8両編成化された目黒線の車両3000系

新横浜駅では、相鉄線・東急線の直通列車に加え、同駅発着の列車も多数設定された。平日朝の上り(渋谷・目黒方面)において、5時台の7本中4本、6時台の9本中3本、7時台の15本中5本、8時台の13本中3本、9時台の10本中5本、10時台の7本中4本が新横浜駅始発に。これらの列車はすべて目黒線へ乗り入れ、都営三田線の西高島平行、東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)の浦和美園行または鳩ヶ谷行として運転される。

平日朝の下りは、新綱島駅において5時台の5本中2本、6時台の8本中4本、7時台の11本中5本、8時台の9本中3本、9時台の11本中3本、10時台の9本中3本が新横浜行に。その他の列車は相鉄線へ乗り入れ、大和・海老名方面または湘南台方面へ運転されるが、一部列車は西谷行となる。

  • 新横浜駅の東急新横浜線標準時刻表(平日・土休日)

東急新横浜線では、平日日中の列車をすべて急行として運転。日中時間帯の発車時刻がおおむねパターン化され、上りは11~15時台の毎時3・12・27・33・42・57分に新横浜駅を発車する。これら6本のうち、毎時27・57分発の2本は新横浜駅始発で、毎時27分発は赤羽岩淵行、毎時57分発は浦和美園行(ともに目黒線・東京メトロ南北線などへ直通)として運転。相鉄線から直通する毎時12・42分発の2本は西高島平行または高島平行(目黒線・都営三田線へ直通)、毎時3・33分発の2本は池袋・和光市・川越市方面(東横線・東京メトロ副都心線などへ直通)へ向かう列車となる。

下りも平日の日中時間帯に急行を毎時5~6本運転。新綱島駅において、12~15時台の下り急行は毎時4・12・19・34・42・49分に発車する。これら6本のうち、毎時4・34分発の2本は新横浜行、毎時12・42分発の2本は湘南台行、毎時19・49分発の2本は一部を除き海老名行として運転される。

上りは平日16時台も急行のみ運転され、7本中2本が新横浜駅始発(2本とも浦和美園行)に。平日17時台以降に各駅停車も設定し、17時台の7本中2本、18時台の9本中2本、19時台の10本中3本、20時台の9本中4本、21時台の10本中4本、22時台の7本中2本が新横浜駅始発(浦和美園行または西高島平行)となる。下りは平日16時台から各駅停車も運転され、新綱島駅において16時台の7本中3本、17時台の8本中1本、18時台の10本中3本、19時台の9本中3本、20時台の10本中3本、21時台の9本中4本、22時台の8本中3本を新横浜行として運転する。

平日深夜の時間帯、東急新横浜線の下りは23時台以降に13本(うち新横浜行6本)を運転。湘南台行の最終列車は日吉駅23時16分発、海老名行の最終列車は日吉駅0時15分発で、ともに東横線から東急新横浜線・相鉄新横浜線などへ直通する。新横浜行の最終列車は日吉駅0時26分発で、目黒線から乗り入れる。上りは23時台以降に8本(うち新横浜駅始発は6本)を運転。西高島平行の最終列車は新横浜駅23時1分発、浦和美園行の最終列車は新横浜駅23時29分発、目黒行の最終列車は新横浜駅0時8分発となる。最終列車は相鉄線から直通し、新横浜駅を0時22分に発車して奥沢駅まで運転される。

  • 相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業で広域鉄道ネットワークを形成。東海道新幹線と接続する新横浜駅への利便性も向上する

東急新横浜線では、土休日の日中時間帯も急行のみの運転とし、時刻をおおむねパターン化する一方、朝および夜間の運転本数など平日ダイヤとの違いもある。東急電鉄のサイトにて、東急新横浜線を含む東急線各駅のダイヤ改正後の時刻表(平日・土休日)を確認できるほか、3月18日からの東急線内における運賃検索等も可能に。「相鉄・東急新横浜線 ご利用ハンドブック」(20ページ)も用意し、同社サイトに掲載したほか、東急線各駅構内で無料配布も順次開始する。