相模鉄道は24日、相鉄・東急直通線開業後の運行計画概要について発表した。一部列車を除き、相鉄本線から東急目黒線方面、相鉄いずみ野線から東急東横線方面へ直通運転を実施。相鉄いずみ野線内で特急の運行を再開(東急線直通列車で設定)する。

  • 相鉄・東急直通線用(東急線内は目黒線直通用)の車両21000系

相鉄・東急直通線は2023年3月に開業予定。日吉~新横浜間(営業キロ5.8km)を東急新横浜線、新横浜~西谷間(営業キロ6.3km。相鉄・JR直通線として開業した羽沢横浜国大~西谷間を含む)を相鉄新横浜線として営業運転を行う。

相模鉄道は新線開業区間の運行本数を1日あたり「約100往復(上下約200本)」、平日朝ラッシュ時間帯の最多本数(西谷駅7時20分発から8時20分発まで)を「11本/時(本線 : 4本、いずみ野線 : 7本)」、日中時間帯以降の運行本数を「4~8本/時(片道)」と説明。東急線へ直通する列車に加え、新横浜駅発着の列車も運行するとのこと。

  • 相鉄本線から東急目黒線へ直通する列車の種別と相鉄線内の停車駅

  • 相鉄いずみ野線から東急東横線へ直通する列車の種別と相鉄線内の停車駅

東急線へ直通する列車の相模鉄道における使用車両は20000系(東急東横線直通用・10両編成)と21000系(東急目黒線直通用・8両編成)。相鉄本線から東急目黒線へ直通する種別として特急・各停を設定し、特急は新横浜~海老名間で途中の羽沢横浜国大駅、西谷駅、二俣川駅、大和駅に停車する。

相鉄いずみ野線から東急東横線へ直通する種別は特急・通勤特急・各停を設定。特急は新横浜~湘南台間において途中の羽沢横浜国大駅、西谷駅、二俣川駅、いずみ野駅に停車する。通勤特急は朝の通勤時間帯のみ運行される種別で、特急停車駅に加え、鶴ケ峰駅にも停車する。なお、相鉄本線・いずみ野線から東急線へ直通する各種別とも、新横浜駅で種別を変更する列車がある。

  • 10両編成の車両は9号車、8両編成の車両は7号車に弱冷房車を設定

その他、新ダイヤでは西谷駅始発の横浜行、横浜駅始発の西谷行を設定。相鉄いずみ野線の快速、相鉄本線の特急は運行時間帯を拡大する予定となっている。弱冷房車の設定に関して、東急線へ直通する列車も現状通り、10両編成の車両は9号車、8両編成の車両は7号車に設定するとのこと。相鉄・東急直通線の開業日やダイヤの詳細、時刻等については決まり次第、改めて案内するとしている。