JTの加熱式たばこデバイス「Ploom X」のカラーバリエーション「レディッシュブラウン」が登場しました。これまでも何度かカラーバリエーションが用意されているPloom Xですが、今回は赤みがかった茶色を採用しました。

  • JTのPloom Xの新色「レディッシュブラウン」

■フォーマルにも使えるカラー

Ploom XはJTの加熱式たばこのうち、高温加熱式を採用したデバイスです。低温加熱式のPloom TECHとは異なり、たばこスティックを挿入して高温加熱する方式を採用しています。たばこスティックは専用の「MEVIUS」シリーズと「CAMEL」シリーズの2種類が用意されています。

  • たばこスティックはメビウスなどがあります

Ploom Xは、独自の加熱技術「HEATFLOW」を採用した高温加熱方式で、最高約295度の温度でスティックを加熱し、約5分間の加熱でたばこスティックを吸うことができます。IQOSシリーズだと、約6分間・14パフ(吸い込み)という使用時間なのですが、Ploom Xの場合、約5分間は何度でも吸い込める、というのは特徴でしょう。

個人的に、14パフというのは少し短いという感覚があるので、Ploom Xの方が満足するまで吸い込むことができます。もっとも、5分間なので何十回と吸えるわけではありませんが、自由度の高さはいいところです。

デザインや機能は従来通り。曲面を生かしたボディは手のひらで包み込むように持つとフィット感が高いデザインです。サイズは大きめ。IQOSに比べると長さがない分、幅が大きく、gloに対しては一回りほど大きいイメージです。

  • たばこスティックを挿入して吸うタイプの高温加熱方式を採用

スティック挿入口にはスライド式のドアがあり、底面にはUSB Type-C端子を装備。前面には縦長のLED、その下にはボタンがありますが、フラットなパネルの下に隠されています。そのため、つるっとしたフラットなデザインです。

  • スライド式のドアを開けてスティックを差し込みます

表面にはボタンが見えないため、最初に使うときにちょっと迷ってしまうのですが、本体の中央の少し下あたりを押すとボタンが隠されているので、そこを長押しすることで加熱がスタートします。

バッテリー残量をチェックするにはドアを開けるとLEDが光るので、その長さで判別できます。

  • ドアを開けると数秒間、LEDバーが光ります。この長さでバッテリー残量を判断します

こうしたデザインや使い方は変わりませんが、新カラーであるレディッシュブラウンでは大きくイメージが異なります。赤に近いカラーですが、落ち着いたトーンの赤茶色。光沢のあるパネルは従来通りなので、赤茶色といっても沈んだ暗いイメージではありません。ワインを思わせる深みのあるカラーです。裏面は逆に光沢が抑えられているため、よりシックな印象になります。

  • 厚みのあるボディですが、手のひらの収まりは良いです

女性のドレスにも合うようなカラーリングですが、男性でも問題はないでしょう。ちょっとしたフォーマルな装いにも合いそうです。

  • 裏面側は光沢の抑えられたより赤に近いカラー。その日のファッションに応じて裏表を使い分けても良さそうです

Ploom Xのたばこスティックは、紙巻きたばこで定番のMEVIUSとCAMELの2ブランドが用意され、フレーバーメンソールが8種類、メンソールが4種類、レギュラーが4種類の16銘柄がリリースされています。

デザイン的には「メビウス・オプション・レッド」をセットで合わせると良さそうな印象ですが、まあ、その辺りはお好みで選ぶといいでしょう。

加熱式たばこは本体にバッテリーが必要なので、できれば複数デバイスを持っていた方が日々の使い勝手が良くなります。カラーバリエーションがあるとシーンに応じて使い分けられるので、既存ユーザーも新カラーにピンときたなら追加で購入を検討してみてもいいかもしれません。