女優の山本舞香がこのほど、フジテレビ系ドラマ『忍者に結婚は難しい』(毎週木曜22:00~)の取材に応じ、父親役を演じる古田新太への憧れを明かした。

  • 山本舞香

山本が演じているのは、蛍(菜々緒)の妹である雀。薬学部に通う大学生で、ライブ動画配信で月収30万円程稼ぐインフルエンサーでもあり、InstagramやTikTokなど、様々なSNSで忍者のコスプレ姿でダンスなどを発信し、熱狂的なマニアから人気を得ているという役柄だ。

その役作りは、「蛍ちゃんと(ともさかりえ演じる)楓お姉ちゃんがしっかりしてるので、ちょっと抜けてる感じでもいいのかなっていう感じで現場に入りました。お2人とお芝居させていただいて(役を)作っていったっていう感じではあるんですけど、私自身もこんな感じなんで、そのままやらせていただいております(笑)」と、ナチュラルに演じられているという。

TikTokでも披露している“忍者ダンス”は、「かつらかぶって忍者のコスプレ着て、楽しいです。自分だけでやると『これって正解なのかな?』ってなるけど、やっぱりプロの衣装さんとメイクさんがついてるから、すごいなりきっちゃってますね(笑)」と、ハマりつつある様子。

“褒められると伸びるタイプ”だけに、ダンス練習は、「プロデューサーさんや監督さんが毎回褒めてくれるので、『いいの?これで。もっとやっちゃうよ?』って楽しくなっちゃいます。大人って乗せるのが上手なんですよね(笑)」と、ノリノリになっているそうだ。

これをきっかけにTikTokも見るようになったそうだが、ダンスの参考にするのではなく、「ASMRをずっと見てます。あれを見てる時間が本当に幸せなんです! もうヘッドホンなんて付けちゃったらたまんないです。このことを昨日の夜、どっかで言おうと思ったんですけど、今言えました(笑)」と、夢中になっていることを無事伝えることができた。

忍者がテーマのドラマということで、「めっちゃアクションがあると思ってすごい楽しみにしてたら、1個もないですね(笑)」と肩透かし。そのため、「『いつかアクションできたらいいな』と、ちょいちょいスタッフさんには言ってるんです」とアピールしているが、実を結んでいないそうだ。

父親役の古田新太の独特のスタイルに、憧れを持っているという山本。「すごく楽しい方で、お酒が大好きな役なんですけど、現実でも好きなんですね。『(麦焼酎の)二階堂飲んでるんだ』とか『俺はお昼から飲むから』とか『報道ステーションまでには帰る』とか、そういうお話を聞いてると、もうここまで生ききった人はそうやって仕事をこなしていけるんだ、素敵だなってマジで尊敬しますね。抜きつつ仕事をしてる感じにめちゃめちゃ憧れて、私もそうやって仕事したいなって思ってるので、カッコいいなと思います」と羨望を語った。

尊敬するのは、主演の菜々緒に対しても。「きれいだから、めっちゃ顔見ちゃいます(笑)。自然と近くまで顔が寄っちゃうんですよ。『近いんだけど』って言われるんですけど、『もうちょっと顔見せてください』って言っちゃいます」という。

さらに、「泣きシーンでも蛍ちゃんの強さをしっかりお芝居として出ていて素敵だなって思うし、現場で一緒にいてもスタッフさんのことを常に見てるんです。菜々緒さんって、いろんな方向でスタッフさんが話してても全部に対応するんですよ。聖徳太子みたいで、すごいなって思います(笑)」とその座長ぶりを明かし、「主演になるとセリフも多いし、大変なのに、周りのケアをすごくしてるので、私には無理だなって思っちゃいます。もうちょっと頑張って勉強しないといけないですね」と気を引き締めていた。