「俺の仕事が信用できないんですか?」。職場で若手からこう言われた人が、とっさに考えた“見事な返答”に注目が集まっています。たしかに、そういう考え方もあるなあ。

  • これは見事な返答!

Twitterで話題になっているのは、tmnb(@tmnb45385332)さんの投稿。以前の職場で、自分の仕事をチェックされるのを嫌がる若手社員がいたのだそうです。その社員は「チェックをされる=自分の仕事を信頼されていない」と思っていたようなのですが……。

そこでtmnbさんはこう言いました。「粗探しやない。お前がちゃんと仕事できてるのを見て『流石やな!』て、言うためのチェックや」。これを聞いた若手社員さんはその後、自ら「チェックお願いします」と言ってくるようになったのだとか。

昔、工場でダブルチェックを嫌がる若い子がいた。 「俺の仕事が信用できないんですか?」と言うので 「粗探しやない。お前がちゃんと仕事できてるのを見て『流石やな!』て、言うためのチェックや」と言うと納得したのかそれからは「出来ました!チェックお願いします」と言いにくるようになった。(@tmnb45385332より引用)

「チェックする」という言葉には、どうしても「内容に不備がないか確認する」ネガティブなニュアンスがありますが、「流石だ」と褒めるためにチェックするのだと言われれば、相手に与える印象は真逆になります。これは素晴らしい言い方の妙!

投稿には、「言い方って大事ですね」「ぜひ、使いたいフレーズです」「ワタシも若い子に教える時は、いつもこれを思い出します」と多くの反響が寄せられています。

tmnbさんにお話を聞いてみたところ、「ダブルチェックには、ミスや不良を探すというマイナスのイメージがあったので前向きな表現にしようと、とっさにでてきました。環境や設備が整っていようが、結局は人間同士の関わりで仕事が進んでいくので、相手へのリスペクトを忘れないようにつとめています」と、当時の様子に加え、仕事への思いについても教えてくれました。相手に敬意をはらう気持ちから生まれたのが、「流石と言うためのチェック」だったのですね。

反響については「ちょっとした思い出話がここまでたくさんの人たちに共感いただいたことに正直、戸惑っています」とのこと。言い方次第で相手に与える印象は180度変わる……きっと多くの人の心に刺さったツイートだったのではないでしょうか。