英治出版は1月18日、書籍『雑草ラジオ──狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語』(1,980円)を発売した。

  • 『雑草ラジオ──狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語』(1,980円)

本書では、各地でラジオ放送を使って防災・復興、さらには混乱した被災地における異文化共生や地域づくりに取り組んできた先駆者たちのストーリーが綴られる。

著者の瀬戸義章氏は作家・ライター、BHNテレコム支援協議会 プロジェクトオフィサーを務め、同議会は臨時災害放送局の開局支援や、平時からの災害ラジオ放送の訓練を提供する。

また同氏が中心となって制作した「バックパックラジオ」は、機材一式をコンパクトに収納して持ち運べるラジオ局で、このプロダクトの開発からインドネシアの火山地帯で実用化するまでのストーリーも本書で紹介。

内容は「先駆者たちの伝記」「『持ち運べるラジオ局』への挑戦」など。地域の防災に関心を持つ人たちにとってのヒントが詰まった一冊だという。